オリ・山崎福「投打」で日本S準備完了 紅白戦飛び入り代打で犠打成功

[ 2023年10月25日 05:45 ]

紅白戦で打席に立ち犠打を決める山崎福(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・山崎福也投手(31)が24日、京セラドームでの紅白戦で「投打」の準備を完了させた。阪神との日本シリーズではDH制を使えない敵地初戦となる31日の第3戦で先発を任されることが濃厚。ちょうど中6日で照準を合わせた紅白戦では4回4安打無失点に抑え、飛び入りの代打でも三塁前に犠打を決めた。

 「4イニング投げられて、球数も50球以上(55球)投げられて良かったです。打ちたかったんですけど、さすがにちょっと監督の言うことを聞きました」

 登板は4回で終了。5回の攻撃で2番目の打者として急きょ準備し、前打者の野口が四球で出塁した。「四球じゃなければ打っていたと思う」と残念がり、切り替えて1球で三塁前に転がした。

 CSファイナルSは予定した第5戦が来る前に決着。仕切り直しの舞台として打席にも立てる甲子園は望むところだ。非凡な打撃センスに定評があり、エースとして準優勝した日大三3年時の10年選抜では個人の1大会最多タイ記録の13安打を放った。

 「まずはしっかり投げて、1打席目がちゃんと回って来るように準備したい」

 昨年のヤクルトとの日本シリーズでも神宮球場での第2戦で第1打席に右前へ先制打。高校時代に大暴れした聖地での投打躍動を心待ちにした。(山添 晴治)

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