オリ中嶋監督「ホッとする予定だったんですけどね」「頭が痛くなってきました」

[ 2023年10月21日 22:50 ]

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )

<オ・ロ>中嶋監督(右)に促されてあいさつする宇田川(手前)と山本(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスがロッテと対戦したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦を1点差で逃げ切り、3年連続15度目の日本シリーズ出場を決めた。

 先発マウンドに上がった宮城が6回4安打無失点と好投。打線は初回に森の1号2ランで先制すると、6回には森、杉本と2本の二塁打で追加点を挙げた。8回には山崎颯が藤原に、9回には平野佳がポランコに一発を浴びて1点差に迫られたが、逃げ切った。

 中嶋聡監督(54)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――ホッとした。

 「ホッとする予定だったんですけどね。いろんなことが起こりすぎて、頭が痛くなってきました」

 ――杉本は。

 「分からないです。診断的には土曜日なんで。まぁ、残念だったらと言いたくないけど、それを待ったとして、また考えないといけない」

 ――代わりの選手の競争。

 「シーズン中と違って最後の最後だから。本当に全てを考えないといけない」

 ――ロッテの難しさ。

 「ありましたよね。ヨーイドンで、簡単にバンバンと点を取られるのはそういうことなんだろうなと。断ち切ることも難しかった。初回からいかれているし、でもまあ、(第3戦で)東がしっかり切ったのかなと」

 ――緩んでいるという話も。

 「緩むというか、人も違いますし。それ、いま関係ある?」

 ――しっかり集中して。

 「いま関係あるのかなと思って。最後の最後の方はしっかり内容、良かったですよ」

 ――短期決戦のなかで山岡が悪くても次の日に起用した。

 「展開次第ですよね。普通に考えたら。出したらダメですかね?別にいいんじゃないんですか?こちらからしたら、勝ちパターンで投げていた投手ですし、失敗しても使いますよ。全く使わない人いないでしょ。みんなやってますよ。僕だけじゃない」

 ――打線は点を取ったら取り返す。

 「意外と調子悪くなかったですし、入りも悪い人もいましたけど、そのなかで、それでもつながった時の強さはあった、つながった時の点の取り方はよかったと思う」

 ――焦ったときはあった?

 「いや、焦りはなかったですね。そこまで。焦りは去年、終わりに。どんだけ人いなくなるんだよと。それの方が焦りました。試合終了で。今も焦ってます。いなくなったら困りますから。ずっと出てて調子良かったのに」

 ――思考は変わらなかった。

 「どこまで先なのかですね。1年間の先なのか。試合の先なのか」

 ――若月は頼もしかった。

 「攻守?まぁね、しょっぱなダメで、5点取られましたからね。それを取り返していった。ほめないですよ。あんまりキャッチャーはほめない。それだけです」

 ――森は捕手と右翼も。

 「友哉はね、緊急事態といいますか、ライトにいくしかなかった。ライトいなくなって、ショートいなくなって回して。本来ならキャッチャーだけど、チーム事情によくやってもらったなと」

 ――過去2年と違うところは。

 「どうですかね。もちろん相手違う、球場違うのもある。本当にこれから。どういうチームになって、関西のチーム見てたら阪神の記事いっぱい出てる。ファームの記事まで。いろいろ情報入ってきますよ」

 ――甲子園の雰囲気。

 「ベンチにいてて、出てない時には凄い応援だなって思う。出てる時はあんまり思わない。そんなの聞いてない」

 ――そんな気持ちで。

 「それは俺だけ。あんまりですよ、キャッチャーやってて応援凄かったって。集中してるとき。聞こえます?って問いたいです」

 ――珍しく移動がない。

 「そうか。そうなるのか。昔はね、近くでもホテル泊まってたからね。西武―巨人のときとかね。今はないからね。そう言われると初めてです。渋滞したら嫌やな。電車で行こかな(笑い)」

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