オリックス・森 甲子園では「できればやりたくない。声援がすごいので」苦笑も「勢いがつくような打撃を」

[ 2023年10月21日 21:56 ]

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )

<オ・ロ>互いに見つめ合い、笑顔の森(右)と中嶋監督(撮影・岸 良祐)
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 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は21日、京セラドーム大阪でファイナルステージ第4戦が行われ、3年連続でリーグを制したオリックスがファーストステージを勝ち上がってきた2位・ロッテに快勝。優勝チームに与えられるアドバンテージ1勝を含め通算4勝1敗とし3年連続となる日本シリーズ進出を決めた。

 初回に決勝点となる先制2ランを放った森は、共同会見に出席。初の日本シリーズへ闘志を高めた。

 初回の先制2ランはチームに勢いをもたらす一発となり「うれしかったです。ほっとしてます」と安堵の笑みを浮かべた。高めの直球を右翼席中段まで運ぶ技ありの一打に「ボール球でしたね。その前、フォークを見逃したんで、多分真っ直ぐ来るだろうなと、思って、真っ直ぐ打ちに行きました」と捕手としての読みも生かしたと振り返った。

 移籍1年目でリーグ優勝、そして日本シリーズ進出を決めた。西武時代は18、19年にリーグ優勝。CSはこの2年を含め計4度戦ったがいずれも敗退し、日本シリーズに進めなかった。「CS自体は3回か4回、経験させてもらったんですけど、1回も日本シリーズ行くことができなかったんで。なんとか勝てて、日本シリーズ行けてよかったです」と充実感をにじませる。

 初めての日本シリーズは同じ関西の阪神と戦う。「勢いはあるとは思うんですけど、うちも負けないぐらい勢いあると思うんで、勝てるように頑張ります。阪神ファンはすごい声援で、圧がすごいんで。そこに負けないようにというか、冷静さを常に持ちながらやっていけたらなと思っています」と意気込んだ。

 そして「短期決戦なんで、やっぱりいいところで打ちたいですし、勢いがつくようなバッティングをしたいなと。後追いせずにやって行けたら」と闘志を高めた。

 ただ、甲子園では「できればやりたくないですね」と苦笑い。「なんかやっぱ声援がすごいので。でも、仕方ないのでっていう感じです」と阪神ファンに“控えめ”な応援をお願いした。

 CSでは4試合中、3試合は右翼での出場となったが「チームに貢献できるなら、どこでも守りますし、勝ちにこだわってやっていけたらなと思ってます」と日本一のため、身を粉にする覚悟を示した。

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