オリックス 阪急時代以来の3年連続日本S進出決定! 宮城圧巻の6回零封 森が初回に先制2ラン

[ 2023年10月21日 20:31 ]

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )

<オ・ロ>最後は1点差に迫られるも日本シリーズ進出を決めたオリックスナイン(撮影・長久保 豊)
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 オリックスが1点差で逃げ切り、3年連続15度目の日本シリーズ出場を決めた。

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は21日、京セラドーム大阪で6試合制のファイナルステージ第4戦が行われ、3年連続でリーグを制したオリックスがファーストステージを勝ち上がってきた2位・ロッテに快勝。優勝チームに与えられるアドバンテージ1勝を含めて通算4勝1敗とし、2試合を残して日本シリーズ進出が決まった。

 先発マウンドに上がった22歳左腕・宮城がチームにとって今シリーズ“鬼門”だった初回を初めて3者凡退で立ち上がると、6回4安打無失点と貫禄の投球。最大のピンチだった6回無死二塁も後続の上位打線3人を抑えて得点を許さなかった。

 打線は初回、3番・森が右翼スタンド中段に飛び込む1号2ランを放って先制。6回には森と5番・杉本の二塁打2本で待望の追加点が入った。リードが3点に広がると、中嶋監督は早めの継投を決断。好投の宮城を6回76球で降板させると、その後は阿部、山崎颯、平野佳のリレーで逃げ切った。山崎颯が藤原、平野佳がポランコといずれも先頭打者にソロ本塁打を浴びたが、同点は許さなかった。

 なお、オリックスの3年連続日本シリーズ出場は、前身の阪急時代に上田利治監督(2017年7月に80歳で死去)のもと1975~1978年に4年連続出場して以来。2軍監督、ヘッドコーチなどを歴任し、懐刀として上田監督を支えた住友平さんは今月11日に細菌性肺炎のため80歳で他界したが、強いチームを天国に届けた。

 28日に本拠から開幕する日本シリーズ(7試合制)では、セ・リーグを18年ぶりに制した阪神と激突。2年連続日本一を目指す。

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