仲間の思い背負って戦い続ける阪神・桐敷「チームメートや監督が喜んでくれる姿が一番のエネルギー」

[ 2023年10月21日 05:15 ]

セCSファイナルS第3戦   阪神4ー2広島 ( 2023年10月20日    甲子園 )

<神・広(3)>2番手として登板した阪神・桐敷(撮影・島崎忠彦)
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 【記者フリートーク】仲間思いで、自分のことは二の次――。阪神・桐敷を取材してきて強く抱く印象だ。ドラフト指名後に関甲新リーグで完全試合を達成した時も、今季先発でプロ初勝利を挙げた時も、彼の口から聞いたのは同僚の喜ぶ顔を見られたうれしさだった。

 「自分が結果を残して喜ぶんじゃなくて、チームメートや監督が喜んでくれる姿が一番のエネルギーになる。それは変わらない」

 思いを強くしたきっかけは大学4年の春。プロ入りを目指して大学野球を続ける一方、就職活動などを理由に約40人在籍していた同級生が「10人いないくらい」までに減った。「引退した人たちに、いい報告をしたい」。コロナ下をともに乗り越えたかけがえない仲間の思いを、今も背負って戦っている。(阪神担当・阪井 日向)

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