立大が今季初勝利 開幕からの連敗8で止める 4年生コンビが躍動 安藤は2本塁打、渡部が初勝利

[ 2023年10月21日 17:28 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第7週第1日 1回戦   立大9―2東大 ( 2023年10月21日    神宮 )

<東大・立大>8回、2本目となるソロを放つ立大・安藤(撮影・大城 有生希)
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 開幕8連敗中だった立大が今季9試合目でようやく初勝利をつかんだ。途中出場から2本塁打で勝利に貢献した安藤碧外野手(4年=明石商)は「今季はなかなか結果を残せていなかったのでうれしい。打った瞬間はまさかと思った」と喜んだ。

 まさに4年生の意地だ。安藤は3―0の5回1死で代打に送られると内角低めの直球を強振。ライナー性の打球は右翼スタンドまで届くリーグ戦初本塁打となり満面の笑みでダイヤモンドを一周。その後は中堅の守備に就くと8回2死で立った第3打席では再び右翼越えソロを放ち「狙っていたわけではないので入って驚いた」と胸を張った。

 今季はリーグ途中に上級生が下級生の歯を欠けさせたり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為が発覚。溝口智成監督と金子明雄部長がベンチ入りを自粛するだけでなく、一時は4年生も出場を自粛するという異例の対応をとっていた。

 苦しみながらもようやくつかんだ今季初勝利。あす22日に勝利すれば今季の戦いは全て終了する。好救援でリーグ戦初勝利をつかんだ渡部太陽投手(4年=春日部共栄)は「苦しんできたがこうやって4年生が結果を残せたことはうれしい」と話した。

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