近江のエース・西山、衝撃「76球」完封 NPB史上最少71球に匹敵「完投すらなかったのに…」

[ 2023年10月21日 19:00 ]

高校野球秋季近畿大会1回戦   近江2―0興国 ( 2023年10月21日    シティ信金スタ )

<興国・近江>先発し完封勝利の近江・西山(撮影・亀井 直樹)
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 近江が興国を2―0で下し、8強入りした。

 超省エネ投法が初戦突破に導いた。エース右腕・西山恒誠(2年)が76球で3安打完封勝利を挙げた。

 「練習試合でも完投すらしたことがなかった。球数が少ないなとは思っていましたけど…。自分のテンポで低めに変化球を集められたからだと思います」

 6回以降は無安打で1与四死球のみと軽快だった。NPBの9回完投での最少投球数は52年柴田英治(阪急)の71球。この記録に匹敵する球数で終えた。

 試合時間は1時間46分とあっと間の初戦突破。多賀章仁監督は「西山はあれぐらい投げられる投手。彼のスライダーはなかなか打たれないと思う」と称えた。

 ◇西山 恒誠(にしやま・こうせい)2006年(平18)10月10日生まれ、滋賀県守山市出身の17歳。小学3年に物部少年野球団で野球を始めて投手と三塁手。中学では草津リトルシニアに所属。近江では1年秋に背番号10でベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。2年秋から背番号1。50メートル6秒3。1メートル75、69キロ。右投げ右打ち。

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