仙台育英が11年ぶり国体V 東北の歴史を変えた3年生が引退 プロ注目・山田主将「笑顔で終われた」 

[ 2023年10月11日 14:43 ]

鹿児島国体・高校野球硬式の部準決勝   仙台育英9―7北海 ( 2023年10月11日    平和リース )

国体高校野球硬式<北海・仙台育英>北海を破り歓喜の仙台育英ナイン(撮影・村上 大輔)
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 今夏の甲子園で準優勝した仙台育英(宮城)は9-7で北海に逆転勝ちし、11年ぶり2度目の優勝を果たした。昨夏に東北勢として初の甲子園大会優勝に貢献した3年生はこれで全ての公式戦を終えた。降雨延期による影響で準決勝2試合で優勝2校が決まり、決勝は開催しない。

 1点を追う8回に2番・山田が中越えの適時三塁打で同点に追いつくと、3番・湯浅が右前適時打で逆転に成功した。9回は今春の選抜、夏の甲子園ともにベンチ入りしなかった3年生右腕・木村が2死を奪い、最後は3年生左腕・田中が左飛で締めた。

 雨天延期の影響で優勝校が2校となったが、最後はベンチ入りメンバーもマウンドに駆け、天を指さして喜びに浸った。

 今夏の甲子園ではあと一歩で優勝を逃していた山田主将は「最後は笑顔で終わろうという中でしっかり勝ちきれた。全員で笑顔で終わることができて本当にうれしく思います。日本一を目標にやってきて、神宮、選抜、夏は優勝ができず国体が集大成。日本一を獲れて全ての人に感謝したいです」と喜びを語った。

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