ジャイアンツの編成本部長が山本由伸を絶賛 MLB球団幹部は2億ドル(約297億円)超えの契約も予測

[ 2023年10月6日 07:25 ]

オリックス・山本由伸
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 NBCスポーツが5日(日本時間6日)、サンフランシスコ・ジャイアンツがオリックスの山本由伸投手(25)の獲得に本腰を入れると報じている。

 ファーハン・ザイディ編成本部長をインタビューしたもので、山本について「世界中を見渡しても、最高の先発投手の一人。誇張のように聞こえるかもしれないが、そうではない。ポスティングされる日に備えて、我々は準備を続ける」と明言した。

 ジ軍はピート・ピューティラGM、プロスカウト部門の副社長ザック・ミナシアンらを日本に派遣した。とはいえ山本が欲しいのはジャイアンツだけではない。「山本詣での巡礼のようになっている」と編成部長は表現。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはじめ、ビッグマーケット球団の幹部たちが列をなして訪日した。

 メジャー関係者たちの見立ては、山本の契約は田中将大の7年総額1億5500万ドル(約230億円)を確実に超えるというもので、一人の幹部は総額2億ドル(約297億円)以上とも予測している。ザイディのジャイアンツはこれまでFAの投手と3年以上の契約を結んだことはなく、自チームで投げていたケビン・ガウスマン、カルロス・ロドンとの長期契約にも興味を示さなかった。だがそのザイディ編成本部長にとっても山本は特別な存在だ。

 「身体能力、持ち球、コントロールの良さ、すごい組み合わせだ。マウンド上での動きも素晴らしいし、結果もすごい。どの球種も抜きんでていて、投げたいところに投げられる。今の時代、我々は投手のボールの動きや球速ばかりにこだわっているが、山本は高いレベルで素晴らしいボールを操っていて、全く違うものを見せてくれている」と絶賛した。加えて25歳はFAの大物投手の中では例外的に若い。

 ジャイアンツは1年前も千賀滉大の獲得を目指し、球場に招いたが、メッツに敗れた。なおNBCスポーツは大谷翔平と山本がジャイアンツの欲しいものリストのトップにあるとしている。

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