日本ハム・万波 最終戦で全打席フルスイングも一発出ず…25本塁打で今季終了 タイトルは来季へお預け

[ 2023年10月5日 23:22 ]

パ・リーグ   日本ハム3ー5楽天 ( 2023年10月5日    楽天モバイル )

<楽・日>初回、安打を放つ万波(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 日本ハムは5日、敵地(楽天モバイル)で楽天と対戦。「2番・右翼」で先発出場した万波中正外野手(23)は自身初の本塁打王をかけて今季最終戦へ臨んだが、結果は5打数ノーアーチ。トップの26本塁打に並ぶことはできず、悲願のタイトル獲得は来季以降へお預けとなった。

 
 試合終了後、新庄監督が自ら万波の話題を切り出した。「ねえ。今日は万波くん、いい経験しましたよ。来年は30本ぐらいは打ってほしいですね。30本。30本もダメ…ならもう1回だから、31本(笑い)」と、来季以降への期待を語った。

 初回に左前へ痛烈な安打を放ち、以降の打席でもこん身のフルスイングを見せた万波。しかし2打席目以降は空三振、三ゴロ、空三振、三ゴロに倒れ、本塁打キングに並ぶことはできなかった。これで万波の5年目のシーズンが終了。打率・265、25本塁打、74打点はいずれもキャリアハイの数字を残し、飛躍の1年となった。

 野村を1番に据え、万波を2番で起用したことについて新庄監督は「早川くんの球筋を、万波くんが次のバッターだから見させたかった。初球打つなよと思って。真っすぐ、真っすぐ、チェンジアップ。軌道がだいたい頭に入るから、それを狙ってほしかった。(2番起用は)もうホームランを打たせるために。1番バッターなら(早川が)どれぐらいの調子か分からないから。何球か見たら、ちょっと分かるかなと」と、何としても本塁打を打たせたかった様子。

 グラウンド上では万波と会話する場面もあり「それは別の話。背番号の話じゃない。欲しいというのであればね。全然。今の成績は合格ライン。僕はね。あとは球団側がどう決めるか、ということと、万波くんが(望むか)。まあ、66番、好きみたいなので」と自身の背番号“1”の継承についても言及していた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月5日のニュース