名古屋大初のプロ選手　中日の育成左腕・松田亘哲が戦力外「今後はまだ決めてないです」

中日・松田亘哲
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　中日は5日、名古屋市内の球団事務所で育成の松田亘哲投手（26）に戦力外通告を行った。

　松田は名古屋大から19年育成ドラフト1位で入団。国立の名古屋大からは初のプロ野球選手として注目を集めた。ただ、左肩の故障などもあり、支配下登録は叶わなかった。

　取材に応じ「今後はまだ決めてないです。野球に携わっていくのか、そこはこれから考えます」と話した。

　松田は愛知県岩倉市出身で江南高ではバレーボール部に所属。名古屋大入学後に野球を再開し、最速148キロを誇る左腕として注目を集め、19年ドラフトで育成選手として入団した。「小さい時からドラゴンズを見ていて、ドラフトの時はドラゴンズに入りたいとか、思ってなかったけど、地元のチームに入れて多くの方々に見てもらえた」と感謝の言葉を口にした。

　そして「今年は結果が欲しくて、でも結果が出なくて、今まで以上に焦りもあり、その中でもコーチの方、チームメート、しんどかったですが、今振り返ると、あの時期こういうことがあったなとか、良かったなと思います」と思い出を振り返り、周囲の存在に感謝した。