ロッテ・沢村拓一が6日オリックス戦先発 巨人時代の20年以来3年ぶり「チームが勝つこと。それだけ」

[ 2023年10月5日 15:04 ]

ロッテ・沢村
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 ロッテの沢村拓一投手(35)が6日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発することが発表された。救援投手として勝ちパターンの一角で活躍する沢村の先発登板は、巨人に在籍した20年7月25日のヤクルト戦(神宮)以来、3年ぶり。右腕は「チームが勝つこと。それだけ」と短いコメントに強い決意を込めた。

 佐々木朗、種市、カスティーヨと離脱者が相次ぎ、先発の駒が不足する中、吉井監督は6日のオリックス戦を救援投手で小刻みにつなぐ「ブルペンデー」とすることを決断。CS進出を争う重要な局面での先発をベテランに託すことを決めた。

 佐々木朗が発熱のため先発を回避し、同じくブルペンデーとなった9月24日のソフトバンク戦では、佐々木朗と同期の横山を抜擢したが、プロ初先発の緊張もあって初回に5失点。打線の追い上げも1点届かず、6―7で敗れた。指揮官はブルペンデーの先発を任せる基準を「勢いのある、勢いをつけられる投手。やっぱり初回のビッグイニングが1番嫌なので。この前は横山がやられちゃいましたけども。初回はきっちり抑えてくれるなっていう。だから、本当はクローザーから行くのが1番いいんですけど。そんな感じです」と説明。過去91試合に先発した経験を持ち、2年連続2桁勝利をマークした実績もある沢村に白羽の矢を立てた。

 「可逆性脳血管攣(れん)縮症候群」による約1カ月の離脱から復帰した沢村は、先月24日に体調不良のため、特例2023対象で出場選手登録を抹消されているが、すでに1軍練習に合流しており、4日の大阪遠征には同行せず、先発への準備を進めていた。

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