【山川穂高と一問一答2】引退が脳裏よぎるも「僕には野球しかない」厳しい声も「目をそらすのではなく…」

[ 2023年10月5日 14:10 ]

<西武練習>アップする山川(撮影・白鳥 佳樹)
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 無期限の公式戦出場停止処分中の西武・山川穂高内野手(31)が5日、3軍練習後に取材に応じ、「本当に、申し訳ございませんでした」と謝罪した。山川が取材に応じたのは5月12日の出場選手登録抹消後初めて。主な一問一答は以下の通り。

 ――シーズンを棒に振った。
 「さきほども言った通り、僕の至らなさが全ての原因。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。それしかない」

 ――若手が原動力となった。
 「若い3軍の選手と毎日一緒にやる機会があって、こんなことをしてしまった僕に毎日のようにバッティングとか練習とか聞いてくる若い選手たちを見て、本当に目がキラキラしているというか、1軍目指して頑張る気持ちの選手を見ると、ぼくもプロに入った時はそんな気持ちでしたし、思い出しながらやらなければならないと感じた」

 ――初心に戻るということか。
 「僕としてはそういう気持ちだが、全ての皆さんの許しをもらえると思っていない。信頼回復していくのは時間も必要なのかな、と。ただ、僕も時間が解決するとかそういう風に思うのではなく、これまで以上に真摯に対応していくべきだと思っている。野球、私生活全て含めてそこも全て一からと思っている」

 ――ネットも含めた世論は。
 「全部見ていた。厳しい声の方が多かったと思うし、それでも、僕のしてしまったことなので、これは目をそらすのではなく、自分の目で全部見て、真摯に受け止めて反省して、これからの取り組み方につなげていくしかない」

 ――現役を退くという思いは
 「正直、ありました。僕には野球しかないと思っているので。活躍する場も野球だし、いろいろな意見はあると思うが、野球で取り返すしか方法が見つからないので、もう一度野球をやらせてもらえるのであれば精一杯、頑張りたいと思っている」

 ――今回の件で支えてくれた人は。
 「やはり一番は妻。娘は小さいので、どういうことが起きているか正確には分かっていないと思うけど、妻はこんな僕にも以前と変わらず優しくしてくれました。本当に申し訳ない気持ちと僕も一から家族と一緒に頑張っていきたい気持ちになった」

 ――妻とはどういう話を。
 「叱られたし、それでも、その後毎日頑張ってと言ってくれた」

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