阪神・岡田監督 さあ日本一へ「18日に合わせるだけ」 終生のライバル巨人・原監督退任には…

[ 2023年10月5日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4―5ヤクルト ( 2023年10月4日    神宮 )

<ヤ・神> 選手交代を告げる岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 岡田監督は巨人・原監督の退任を聞いても感傷に浸ることもなく、気の利いた言葉を贈るわけでもなかった。飾らない人柄らしく、「契約があと1年あるから、びっくりしたけどなあ」と普段のままだった。

 今季の巨人戦は18勝6敗1分けで大きく勝ち越し。2リーグ制以降の「伝統の一戦」では勝利数でも勝率でも最高の数字を残し、宿敵を2年連続Bクラスに沈める要因をつくった。

 第1次政権の08年は原監督率いる巨人に最大13ゲーム差を逆転されて優勝を逃し、同年限りで退いた。今回は逆に引導を渡した形だ。選手、監督として火花を散らしてきた終生のライバルに「(采配合戦は)そんなになかったよな。前回(の監督時代)よりも」と淡々。よく知る相手への厳しい言葉こそ、寂しさの表れといえた。

 レギュラーシーズンは全日程が終了。監督としてはまだ見ぬ日本一の景色を求め、「(ファイナルS初戦の)18日に合わせるだけやから」と前を向いた。

【4日の岡田監督語録】
 ▼あと一歩 みんなうまいこといっとったのにな。岩崎は、いかんでもよかったんやけど、他のピッチャーは余計プレッシャーかかると思ったからなあ。あの場面は。しょうがない。

 ▼中野と大山はタイトル だから、もう一つやったんやんか。(大竹を入れて)3つ達成したら一番良かったけど。

 ▼大山はもったいないと思っていた ボール球を振らないのは、チームのためでもあるし、自分のためやからな。率を伸ばすためには。もったいない打席が多かったように思うから、去年まではな 

 ▼中野はフルイニング出場 そら価値あるよ。フルイニングいうのは足もないとあかんからなあ。代走とかいらん選手なわけやから。

 ▼近本は死球の影響で交代 デッドボールで(背中が)張ってきた言うから、そうやん(交代させた)。

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