ヤクルト逆転負けで3カ月ぶり最下位転落 残り2戦 高津監督「来年以降につなげる2試合にしたい」

[ 2023年9月30日 22:58 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―4DeNA ( 2023年9月30日    神宮 )

<ヤ・D>胴上げ後に高津監督(右)と握手する荒木(撮影・久冨木 修)
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 ヤクルトは逆転負けで、7月1日以来3カ月ぶりに最下位に転落した。サイスニードが6回3安打無失点と好投も、2―0の7回に三塁・村上の悪送球が絡んで2点を奪われ同点。そのまま迎えた9回に守護神の田口がソトに決勝2ランを被弾した。残り2試合。あす1日にも最下位が確定する危機に立たされた。高津監督の一問一答は以下の通り。

 ――今季限りで引退する荒木が現役最後の出場。
 「14年間、大学出て14年もプロでプレーするのはなかなか簡単なことではない。よく頑張ったと思います」

 ――どんな選手だったか。
 「口数はそんなに多くないですけども、やることは渋いというか何をやらせても、言葉は悪いですけど、それなりにできてしまう選手。だからこちらが甘えてしまう。何かあったら荒木、何かあったら荒木と名前を呼び続けた気がします」

 ――最後、胴上げの後に言葉を交わしていた
 「野球もよく頑張ったと。こらからも何をやるか分からないですけれど、頑張れと。今から頑張ることが大事だと伝えました」

 ――先発のサイスニードは。
 「投げるたびに成長というか、日本の野球をすごく理解してくれて、いろんなことをトライしてくれて一生懸命にまじめにこつこつとやるタイプなので、今日も本当に丁寧にすばらしいピッチングだったと思います」

 ――大きなケガなくローテーションを守り続けた。
 「その通りですね。柱がいるわけではないので、週に1回しっかり投げてくれる、本当に頼りにしています」

 ――球数81球で降板。事前に6回までと決めていたか。
 「事前に決めていたわけではないですが、あそこで交代しました」

 ――6回にベンチでハグして声をかけていた。
 「今年1年よく頑張りましたと伝えました」

 ――7回に守備のミスから追いつかれた。
 「終盤にあの展開でいって、1回行ってしまった流れは戻って来ないですね。戻って来ないと言うとあれですけど、戻すのは非常に難しいと思いました」

 ――エラーがなければ防げた失点。来季への課題。
 「ミスはあるものだとは思いますが、そうですね、どうしてもピッチャー心理で考えてしまうので、狙い通りに打たせ、あそこに打たせたかどうかは、ゲッツーを取りにいって取れなかったわけですから、少し石山にも動揺があったかなと思いますね」

 ――9回は田口がソトに2ランを被弾。
 「まあ、しようがないですね。勝負しにいって、神宮でこの風で上がってしまえば、そうなるのは覚悟の上で投げていると思います」

 ――浜田が初回に先制打。
 「得点圏ではなかったですけれども、やっぱり長打を打てるのは彼の魅力ですし。ちょっと粗いところもある意味、魅力かもしれないですし。まだまだやる、修正しなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことはたくさんありますけども、今は思い切ってバットを振らせること、にしていると言ったらちょっとおかしいか。やらせることが大切だと思っています」

 ――2回以降は走者を出しながら得点できず。
 「得点圏打率というのは、得点圏で1本というのは今年1年ずっと言ってきたことで。今日も1本しか得点圏でヒット出なかったですし。初回に2点取ったのは非常に大きかったですけども、その後の1本というのがなかなか出なかったですね。向こうのピッチャーもよく粘ったと言えば粘ったんですけれども、点取るゲームでいい場面で1本打って点を取らないとね。なかなかゲームを動かすことができなかったですね。その後」

 ――最下位に転落。残り2試合の戦い。
 「そうですね、今日みたいなミスをしていると、そういうふうになってしまうのかなと。全力で戦ってはいるんですが、なかなかうまくいかないこともたくさんあり、残り2試合を、今までやってきたことをしっかり継続することと、これからチャレンジしていくこと、トライしていくこと、来年以降につなげる2試合にしたいなと思いますね」

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