“呼び名論争”に終止符　阪神・岡田監督、日本一の“アレ”いらん！「何でもええわ」

横浜へ向かう岡田監督（撮影・平嶋　理子）
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　阪神・岡田監督が「アレ」に代わる“呼び名論争”に終止符を打った。横浜への出発前に大阪市内で取材対応し「誰かがちゃんとエエのを決めてほしいわ」「何でもええわ」と語り、新たに名付ける意思がないことを示した。

　最大の理由は、今のメンバーに隠語は不必要と判断したからだ。もともと17年も優勝から遠ざかるチームに重圧をかけないように、「優勝」の2文字を「アレ」に置き換えていた。そこに球団が“関西のノリ”でスローガンを「A.R.E.」としたことで、広く世間に浸透した。しかし圧倒的な力でリーグ制覇をした今、選手への配慮は「もう（必要）ない、ない」と断言し、「アレのアレでもええやんか」と投げやり気味だった。

　14日にリーグ優勝を決めた後の場内インタビューで、「日本一を指す言葉を決めていないんですよ。もし何かいい言葉があったら教えてほしい」と募集を呼びかけたことが事の発端。虎党が反応し、ネット上では「コレ」、「ソレ」などが飛び交い、多くの関心を集めた。「アレ」から2週間がたち、CSファイナルSまで約3週間に迫ったこともあり、「今から決まってもなあ。グッズを作られへんやん。生産が間に合わへんわ」とユーモア交じりの岡田節で決着をつけた。（倉世古　洋平）