仙台育英の151キロ左腕・仁田 プロ志望届提出へ!U18侍で活躍の主将・山田も

[ 2023年9月29日 03:00 ]

仙台育英・仁田
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 昨夏の甲子園で東北勢初の甲子園大会優勝を果たし、今夏は準優勝の仙台育英(宮城)の最速151キロ左腕・仁田陽翔(3年)、前主将で遊撃手の山田脩也(3年)が近日中にプロ志望届を提出することが28日、分かった。

 高校野球史で前例を見ない「150キロトリオ」の中で仁田が唯一、プロ入りに挑戦だ。最速151キロ右腕の高橋煌稀(3年)、153キロ右腕の湯田統真(3年)は、ともに進学する。仁田は今夏の甲子園で左腕最速の149キロを計測するも、2試合で2回2/3(無失点)と出番は限られた。その後も練習を続け、直近の紅白戦で151キロを計測。須江航監督は「トップクラスのポテンシャルを持つ」と期待する。練習試合解禁日だった3月4日には、地元の楽天・愛敬尚史アマスカウトグループマネジャーが視察に訪れ「ポテンシャルが高く楽しみ。三振が取れる左投手は少ない」と評価していた。

 大船渡市出身で、兄・恒輝さんが小3時に所属野球チームに、陸前高田市で被災し転居してきた佐々木朗(ロッテ)が入団。実家にも遊びに来る兄の同学年の友人は今や「令和の怪物」と呼ばれる。「憧れの存在。そういう選手になれるように」と目標にしてきた。

 高校日本代表でも活躍した前主将の山田は、昨年12月に公言したプロ志望を一貫。2人は10月8日に開幕する鹿児島国体に出場する予定で、初戦の慶応(神奈川)戦などが最後のアピールの場となる。(柳内 遼平)

 ◇仁田 陽翔(にた・はると)2005年(平17)6月10日生まれ、岩手県大船渡市出身の18歳。猪川小3年から猪川野球クラブで野球を始め、大船渡一中では軟式野球部に所属。仙台育英では1年春からベンチ入り。憧れの選手はロッテ・佐々木朗。1メートル75、74キロ。左投げ左打ち。

 ◇山田 脩也(やまだ・しゅうや)2005年(平17)8月20日生まれ、宮城県出身の18歳。5歳で野球を始め、南吉成小時代は仙台広瀬リトルリーグでプレー。南吉成中では仙台東部リトルシニアに所属。仙台育英では1年春からベンチ入り。憧れの選手はヤクルト・山田。1メートル77、71キロ。右投げ右打ち。

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