東洋大の最速158キロ左腕・細野8回3失点 足つりながらも熱投10K チームは11回サヨナラ負け

[ 2023年9月28日 16:21 ]

東都大学野球1部リーグ・第3週第2日   青学大5―4東洋大 ( 2023年9月28日    神宮 )

<青学大・東洋大>8回、青学大・小田を三振に打ち取った後、足がつり倒れ込む東洋大・細野(撮影・藤山 由理)
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 今秋ドラフト1位候補の東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希投手(4年=東亜学園)は足がつりながらも124球を投じ、10三振を奪う力投を見せたが勝ち負けはつかなかった。チームも延長11回タイブレークの末に敗れ、今季初めて勝ち点を落とした。

 初回に佐々木泰内野手(3年=県岐阜商)に先頭打者本塁打を許すなど、本調子ではなかったが粘りの投球で試合をつくった。

 3者凡退は2回のみ。毎回のように走者を背負ったが、要所ではこの日最速152キロの直球を軸に強力青学大打線を押し込んだ。1点リードの8回は2死三塁から飛球を右翼手が落球する間に同点に追い付かれ、なおも三塁に背負うまさかのピンチを招いたが崩れなかった。4回に適時二塁打を許した小田康一郎内野手(2年=中京)を150キロ直球で見逃し三振。投げ終わった後は足がつり、マウンド横に転がるほど最後の力を振り絞って投じた一球だった。

 試合には敗れたが井上大監督は「細野はよく投げたと思います」と称えた。

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