2位と17.5差 オリ独走&貯金独占で「CSやる意味あんの?」の声、SNSで再燃 議論の余地必要か

[ 2023年9月27日 21:03 ]

パ・リーグ   オリックス1-0ソフトバンク ( 2023年9月27日    京セラD )

<オ・ソ>最後を締めた平野佳は宗(左)とハイタッチ (撮影・奥 調)
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 リーグ優勝を決めているオリックスが、27日のソフトバンク戦に勝利。20日の優勝決定後も4勝1敗と変わらぬ強さを見せている。これにより、2位・ソフトバンクが再び貯金0の勝利5割に逆戻りで、首位まで17.5ゲーム差。24日にもあったオリックスのパ・リーグ貯金独占という珍現象が再現された。

 この現象が起こり始めてから、実はSNSではファンの声が特に急増している。それが「CS(クライマックスシリーズ)やる意味あるのか」というもの。このままだと、2位チームですら借金を抱える可能性もあり、勝率5割に満たない球団が「日本一に挑戦する」という図式になる。

 SNSでは、こんな意見が出ている。

 「もうあれだけゲーム差開いてたんだから、今年はCS要らんやん」
 「(阪神、オリックスの)どちらも2位に10ゲーム差以上つけてんのにCSやる意味あんの?」
 「これ、2位も5割切る可能性も出てきたなぁ。20近くゲーム差開いて、2位&3位が5割届いていなかったら #CS 止めて欲しいです」
 「これだけ差を広げてるのに、CSやる意味があるのかね~」

 セ・リーグも9月に入ると阪神が独走。このまま2位と10ゲーム差以上離して決着を付ける可能性がある。球界OBで評論家の中でも、アドバンテージ1勝分では足らないのでは、という意見を口にする人もいる。

 SNSでは「CSするならアドバンテージを更に追加しても良いと思う」「ゲーム差10以上になったら5上積みに対してCSのアドバンテージ1増やすってのが妥当じゃないだろうか」「10ゲーム差以上は+1勝とかゲーム差によってアドバンテージ変えるのは全然ありだと思うけど」などの声が出ている。

 では、CSは不要なのか。これを主張する球団はない。パ・リーグが2004年に先行して「プレーオフ制度」を採用し、セ・リーグも2007年から導入。クライマックスシリーズが始まった。これにより、優勝が決まった後も消化試合の数が減少し、真剣勝負をすることでチーム強化につながっている。また、CSは本拠地開催権を得た球団にチケット収入や、グッズ、物品販売などの収益が入り、億単位の臨時収入がある。ファンと共に喜べて、球界を盛り上げるシステムとして存在価値はやはり高い。

 SNSでは「ルールだから」「興行的にCSは必要だと思う」という意見も出ていたが、今年はセパともに首位が独走する異例の年。ゲーム差によって、アドバンテージ分を見直すべきなのか。球界から様々な意見が出てくるのかにも注目が集まりそうだ。

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