2戦連続マルチも…鈴木誠也が8回にフライ落球 痛恨の適時失策でカブス逆転負け「今日は目一杯反省」

[ 2023年9月27日 11:12 ]

ナ・リーグ   カブス6-7ブレーブス ( 2023年9月26日    アトランタ )

8回にフライを落球し逆転を許す鈴木誠也(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手(29)が26日(日本時間27日)、敵地でのブレーブス戦に「5番・右翼」で先発出場。2試合連続マルチ安打を放ったものの8回に痛恨の適時失策を犯し、逆転負けを喫した。

 鈴木は2回無死一塁の第1打席で左前打を放ち、好機を拡大。この回の2点の先制を呼び込んだ。3回1死一、二塁の第2打席は右翼へライナー性の鋭い打球を放つと、右翼手・アクーニャが打球を捕り損ねボールが転がる間に一気に三塁を陥れる2点三塁打でリードを広げた。

 5回の第3打席は先頭で遊ゴロ、7回の第4打席も先頭で空振り三振だった。

 6-5の8回、カブスは2死二、三塁と一打逆転のピンチを迎えた。ブレーブスの8番・マーフィが放ったフライは鈴木が守る右翼へ。鈴木は手を挙げ、捕球体勢に入ったが打球はグラブをすり抜けまさかの落球。痛恨の適時失策で二塁走者まで還って2点を失い、逆転を許してしまった。

 6-7となった直後の9回、1死一塁で打席が回って来たが空振り三振。続くスワンソンも三振に倒れ、ゲームセット。ワイルドカード争いを繰り広げるカブスにとっては痛すぎる1敗となってしまった。

 鈴木は試合後、メディアの取材に応じ、8回の落球について「ずっと(打球は)見えてて、(照明と)かぶるなと思いながらずっと走ってたんですけど、最後にかぶったので捕ったと思ったんですけど、ああいう形になってしまいました」と落胆。デビット・ロス監督らは試合後、フォローする言葉をメディアを通じ発言したものの鈴木自身は「ありがたいですけど、こういう大事な試合でああいうミスは痛いですし、外野のミスは致命傷になるので、実際今日こうやってゲームを落としてますしもう少し気を引き締めてやりたい」と目線を落とした。

 そして、次戦へ向け「今日は目一杯反省しますけど、明日になったら引きずってるとチームに迷惑かけるので切り替えて次は良いプレーして助けたい」と必死に前を向いた。

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