「11時間しか眠れなかった」の菊池発言余波、ブルワーズの選手はどれくらい寝ているのか?

[ 2023年9月27日 08:40 ]

菊池雄星(AP)
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 メジャーリーガーにとって、日々良い睡眠を取り、疲労した身体を効果的に回復させることはとても重要。仕事の一部だと呼んでも良い。そんな中ブルージェイズの菊池雄星投手が首のけいれんで降板し、「昨晩、通常の13、14時間ではなく、11時間しか眠れなかったから」と発言したことは、球界でも大いに話題になった。

 大リーグ公式サイトのブルワーズ担当記者がこのテーマに絞って選手たちに取材して回っている。先日17連戦を終えたブルワーズ。ようやく訪れた休みの日に何をするかと聞かれると、ほとんど全員が「寝る」と答えた。

 だが菊池の14時間にチャレンジできる者はいない。クローザーのデビン・ウィリアムス投手(29)は「14時間、そんなに長く寝たのは6歳の頃だったと思う」と返事している。ウィリー・アダメズ遊撃手(28)は「ティーンエイジャーの時はそれくらい寝ていたかな」と言う。メ

 ジャーリーガーの多くが腕時計や指輪といったウエアラブルのデバイスを装着し、睡眠時間や身体の回復具合を計測しているから、正確な答えを知っている。36歳のベテラン左腕ウエイド・マイリー(36)は5時間から7時間の睡眠。でもこれは本人にとっては少なく、もっと長く寝ようと努めている。ロウディ・テレス内野手(28)もそれくらいで、チームの中でも最も睡眠時間が短い選手たちだ。一方で長いのは新人のブライス・チュラング内野手(23)、サル・フリリック外野手(23)、アブネル・ウリベ投手(23)、ベテランのジョシュ・ドナルドソン内野手(37)。チュラングは8時間から9時間は寝ている。

 ドナルドソンは「子供が生まれる前は10時間から12時間寝ていたが、今は8時間から10時間」とのこと。フリリックとウリベはチーム内では最も睡眠時間が長く10時間から12時間だ。8時間以上寝られている選手はほんの一握り。クリスチャン・イエリッチ外野手(31)は「スケジュールによって変わるが、6時間から9時間」とのこと。アダメズは遠征中で時差のある移動の時は4時間から5時間になることもあり、この辺はうまくやれていないと反省する。

 ブランドン・ウッドラフ投手(30)は「睡眠時間は身体を回復させる上で一番に変えていけるもの。私には13時間も14時間も寝ることができないが、8時間でもまだやることがある。睡眠と栄養、ちょっと苦労している。実は揚げ物が好きなんだ。でも気を付けてはいる」と説明していた。

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