井端氏 侍監督就任近日発表 強化委員会と正式交渉して受諾

[ 2023年9月27日 05:00 ]

井端弘和氏

 侍ジャパン強化委員会が、中日、巨人で活躍した井端弘和氏(48)と26日に都内で、侍ジャパン新監督就任の正式交渉を行ったことが、分かった。井端氏も受諾したもようで、近日中に新指揮官の決定が発表される。

 いよいよ「井端ジャパン」が誕生する。3月のWBCで世界一を奪還した前任の栗山英樹氏の後任選びは難航したが、26年の第6回WBCまでの長期の枠組みを外して、直近の国際大会の監督を任せる方針を決定。選手、指導者として国際大会、短期決戦の経験が豊富な井端氏に後任候補が一本化されていた。

 侍ジャパンでは13年WBCに選手として出場し、21年の東京五輪はコーチで金メダルに貢献。現在はU12の代表監督を務め「トップチームをイメージした。(戦い方を)一本化できたらいいなと思う」と話していた。8月にはU18の臨時コーチも務めるなど、あらゆる世代に携わってきた指導力に定評がある。

 初陣は11月に東京ドームで開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」で、24年11月のプレミア12まで指揮する可能性もある。

 ◇井端 弘和(いばた・ひろかず)1975年(昭50)5月12日生まれ、神奈川県出身の48歳。堀越(東京)から亜大を経て97年ドラフト5位で中日入団。01年に遊撃のレギュラーに定着し、13年のWBCに出場。同年オフに巨人に移籍し、15年に現役引退。通算1912安打、149盗塁、248犠打など堅実なプレーで、ゴールデングラブ賞7度、ベストナイン5度。巨人、侍ジャパンのコーチを歴任し、20年からNTT東日本のコーチ、22年にU12日本代表監督に就任した。1メートル73、73キロ。右投げ右打ち。

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