巨人・大勢が5点リードで1死も取れず降板 打者3人に本塁打、二塁打、本塁打でわずか8球KO

[ 2023年9月21日 21:25 ]

セ・リーグ   巨人5―3阪神 ( 2023年9月21日    甲子園 )

9回、3点を失い原監督(左)に降板を命じられる大勢(撮影・大森 寛明)
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 巨人の守護神・大勢投手(24)が今季最後の伝統の一戦となった阪神戦(甲子園)で今季26試合目のリリーフ登板。セーブ機会ではない5点リードでのマウンドだったが、3人の打者と対戦して本塁打、二塁打、本塁打と1死も取れずに3失点して降板した。

 先発した同期の2年目右腕・赤星優志投手(24)が8回まで106球を投げ、無四球7奪三振で6安打無失点と好投。プロ初完投完封も見えていたが、5―0で迎えた9回裏のマウンドに上がったのは大勢だった。

 だが、先頭の代打・ミエセスに投じた4球目の152キロ直球をバックスクリーン左に叩き込まれると、大山には初球の152キロ直球を二塁打され、佐藤輝には3球目のフォークボールを右翼ポール際に叩き込まれた。

 ここで原辰徳監督(65)がたまらずベンチを出て投手交代。最後は大勢不在中に抑え役を務めていた3番手左腕・中川が今季13セーブ目を挙げて逃げ切った。

 大勢は1死も取れず、0/3回で打者3人に対して8球を投げ、3安打3失点。奪三振、四死球ともになく、直球の最速は佐藤輝に投じた初球の155キロだった。

 大勢は右上肢のコンディション不良から86日ぶりの復帰登板となった17日のヤクルト戦(東京D)で9回に1点リードを守れず、リリーフ失敗。その裏、ドラフト4位ルーキー・門脇のプロ初となるサヨナラ打で今季3勝目を手にしていた。

 翌18日の同戦は1点リードで迎えた9回に大勢ではなく中川がマウンドに上がったが、こちらも追いつかれて延長戦に突入。結局、延長12回に増田大の適時打でチームは2試合連続のサヨナラ打を飾ったが、大勢は最後まで登板せず。

 巨人はこの試合で先発のグリフィンを含めて9投手がベンチ入りしていたが、大勢だけが最後まで出番なしに終わり、原辰徳監督(65)は「まだそこは大事にいく必要があるということですね」と連投回避についてコメントしていた。

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