オリの侍リレーだ!締めた颯一郎「WBCの経験」生かした!つないだ宇田川「WBCの悔しさ」晴らした

[ 2023年9月21日 06:30 ]

パ・リーグ   オリックス6-2ロッテ ( 2023年9月20日    京セラD )

<オ・ロ>マウンドで3連覇ポーズで喜ぶ(左から)山崎颯、宇田川、山本と小木田(下)(撮影・須田 麻祐子)
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 オリックスの鉄壁救援陣を象徴する「2人の侍」が試合を締めた。6―2の9回を任されたのは山崎颯だった。「ここまできたら(9回を)投げたい気持ちがあった」。2死一塁からブロッソーをフォークで空振り三振。これでもかとグラブを天高く放り投げ、森と抱き合った。

 今季開幕1軍投手で唯一1軍で完走し、チーム最多52試合登板とフル回転。守護神の平野が体調不良から19日に復帰したばかりでベンチ外となり、大役が回ってきた。WBCでの緊急招集を経て、たどり着いた胴上げ投手。「(WBCの)経験を生かしたいと思っていた」と胸を張った。

 6―2の8回からは、もう1人の侍・宇田川が2奪三振で無失点に抑えた。「WBCの準決、決勝は見ているだけでその悔しさがあった」。今季は故障で約1カ月半の2軍暮らしも経験。「去年ほどうまくいかず、我慢我慢と思っていた。優勝できて良かった」と苦しんだ日々が報われた。(河合 洋介)

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