オリックスV3 セ界制覇した阪神との日本Sへ一歩前進 一度だけ実現した59年前の「関西シリーズ」とは

[ 2023年9月20日 21:52 ]

1964年日本シリーズ。阪神を破り、胴上げされる鶴岡一人監督

 オリックスが20日、本拠地の京セラドームで2位ロッテを下し、リーグ3連覇を達成した。セ・リーグは14日に阪神が18年ぶりV。「関西決戦」に大きく近づいた。

 長いプロ野球史をひもといても、関西に本拠地を置くチームが日本シリーズで激突したのは1度しかない。阪神と南海が覇を競った1964年(昭39)、59年前の一度きりだ。

 東京オリンピックの開幕を10月10日に控えた1日に甲子園でシリーズがスタート。南海がスタンカの3安打完封で先勝すると、第2戦は阪神の助っ人バッキーが完投勝利を収め、タイとして大阪球場に移動した。

 第3戦は阪神が1点差で逃げ切り、阪神・村山実と南海・杉浦忠が投げ合った第4戦は南海がサヨナラ決着で再び追いついた。

 阪神が王手をかけて迎えた第6戦の甲子園決戦。再びスタンカが2安打完封し3勝3敗とすると、最終戦もスタンカが先発マウンドに立ち、5安打完封で日本一にもたらした。MVPは当然、3完封のスタンカだった。

 そのとき以来の「関西シリーズ」が実現するか。CSを勝ち抜き、半世紀以上ぶりの「顔合わせ」が期待される。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月20日のニュース