元・名スカウトがドラフト目線で解説 佐々木麟、真鍋、佐倉の高校四天王が直面する壁「左の強打者は…」

[ 2023年9月15日 14:54 ]

花巻東・佐々木麟太郎
Photo By スポニチ

 ヤクルト2軍監督、阪神ヘッドコーチなどを歴任し、スカウト経験も豊富な松井優典氏(73)が、元浦和学院監督の森士氏のYouTube「森士チャンネル」に出演。ドラフト目線で甲子園の注目野手を語った。

 高校四天王として注目された中、大阪桐蔭の前田悠伍投手(3年)以外の花巻東の佐々木麟太郎内野手(3年)、広陵の真鍋慧内野手(3年)、九州国際大付の佐倉侠史朗内野手(3年)の大砲3人は今夏の甲子園に出場した。

 松井氏は「下級生の時代から話題になるほどの成長を感じなかったというのがひとつの結論」ときっぱり。

 松井氏は佐々木麟について「大学かプロか注目している。個人的にはプロに入った方がいいんじゃないかと思った」と、大学の4年間よりプロで始めた方が成長に繋がると想定した。

 ただ真鍋、佐倉ともに左打ちの一塁手であることがプロ球団のドラフト戦略上はネックになると指摘した。

 「左の強打者はポジションが限られる。(一塁から)変えないといけない。外野がどこまで出来るか。一塁か、パ・リーグでDHとなると、どこまで評価されるか」と、外国人やベテラン強打者との競争を強いられるポジションの難しさを挙げた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月15日のニュース