日本ハム松本　異例のお立ち台“魂”の訴え「僕も誹謗中傷来る…激励に変えて」ネットも涙「グッときた」

パ・リーグ   日本ハム5―2オリックス （ 2023年9月13日    エスコンf ）

＜日・オ＞ファンに手を振る投打のヒーロー（左から）マルティネス、松本剛、上原（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハムの松本剛外野手（30）が13日、オリックス戦（エスコンF）に「5番・中堅」で先発出場。首位独走のオリックス相手に5打数3安打2打点の活躍で連敗ストップに貢献した。試合後、本拠でのお立ち台では選手への誹謗中傷を激励に変えてほしいと訴えた。

　異例のヒーローインタビューとなった。チームの連敗を6で止め、決勝打のマルティネス、好投の上原とともにお立ち台に上がった松本。マイクを持ち「久しぶりに立っているので凄くうれしいです」と笑顔で語った後、エスコンでの試合が今季残り7試合であることについてコメントを求められると、「7試合全部勝ちます。さっきも言いましたけど、打てずに負けた時、僕も結構誹謗中傷来るんで…。できればね、激励に変えていただいて、今日みたいに活躍した試合は、お褒めの言葉をたくさんダイレクトメッセージしていただけたら。選手の皆さんは結構見てますので。皆さんの声援が力に変わります。一言一言、真摯に受け止めて頑張りますので、残り全試合、たくさんの声援、よろしくお願いします！」と思いを吐露した。

　目が潤んでいるようにも見えた松本の異例の訴えに、スタンドからは大きな拍手が巻き起こった。SNS上でも「最高の訴えだ。かっこいい」「刺さった」「グッときた。一生ついていきます」「もう泣かないで」などのコメントが寄せられた。

　選手への誹謗中傷に関して伊藤大海が10日、自身に寄せられた投稿にストーリーズで「絶対に許しません」と怒りを表明。それを受ける形で新庄監督も11日に自身のインスタグラムのストーリーズを更新し思いを投稿。伊藤の投稿を引用して「可愛い選手達に誹謗中傷しないでください」と書き出し「自分の子供や家族が言われるとどう思いますか？今、選手達はものすごく成長しています。成長の妨げになることはやめてください」と訴えていた。