【阪神・岡田監督語録】10連勝要因は「先発の踏ん張り」14日先発の才木は「まあ、力み倒すだろうな」

[ 2023年9月13日 22:14 ]

セ・リーグ   阪神4―0巨人 ( 2023年9月13日    甲子園 )

<神・巨>3回、満塁弾を放った佐藤輝に大喜びの岡田監督(撮影・岸 良祐)
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 阪神は、2試合連続の零封で快勝。先発の青柳が6回無失点と好投し、3回には佐藤輝が満塁アーチで援護という理想的な試合運びで10連勝を遂げた。広島がヤクルトに連敗し、ついにマジック1。岡田監督は青柳の復調と佐藤輝の好調ぶりを評価し、「アレ」を目前にしたチームの戦いぶりに目尻を下げた。

 <テレビ・インタビュー>
 ――満塁本塁打が序盤に出て完封リレー。
 「ちょっとね、青柳は不安定な立ち上がりでしたけど、うまくゲッツーというか、ラッキーゲッツーもあったんですけど。まあねえ。早い回にね。まあ4点は大きいですよね」

 ――佐藤輝がグランドスラム。
 「ピッチャーが(左腕の横川から)右(の松井)に代わったんでね。その前もいい感じで、(中越え二塁打になった)1打席目も振っていたんで、まあね。きょうの風を見るとホームランはないかな、まあヒットは出るかなあ、という感じはあったですけどね」

 ――青柳の投球は。
 「うまくゲッツーを取って。ちょっとボール球も多かったですけどね。まあ、ぶざまなピッチングはできないでしょうからね」

 ――ちょっと早めの交代だった?
 「いやいや、(西勇が完封した)きのうもリリーフが投げていないし、まあ、2日空いていたんで。ちょうど打順的にも回ってきたんで代えましたけど、はい」

 ――近本、中野が盗塁を決めるなど、いい流れで試合が進んだのでは。
 「うん、まあ久しぶりに早いカウントで走ることができたんで。あれも、まあ攻めてる感じというか、おーん。点は入らなかったですけど、流れ的には凄く良かったですね」

 ――ここにきて10連勝。
 「いやいや、一試合一試合、マジックが点灯してからはねえ。まあ、相手もあるんですけど、目の前の試合のね、一つ一つの積み重ねが、こういう形になったと思いますけどね」

 ――マジック1で明日に臨む可能性が出てきた(広島戦終了前に問われて)。
 「相手を見るよりもね、それより自力でね、それの方が分かりやすいんで」

 ――徹頭徹尾、漢字2文字(優勝)を使わずにアレと言い続けた。明日へ向けて。
 「もうおまえ、あした(先発)は誰だ。才木か。おーーん。まあ、力み倒すだろうな。それはもう、しょうがないし。まあ、行けるところまで思い切り全力でいってほしいですね」

 ――アレを期待しています!
 「ありがとうございます」

 <ペン取材>
 ――青柳の投球について。
 「ブルペンでめちゃくちゃ緊張してる、って言うて、安藤(コーチ)が。大丈夫か?って言うたんやけど」

 ――1軍復帰後は復調の兆し。
 「いや、それは、開幕終わって悪い時は2軍ね、あの時に比べたら全然いいと思うけど。本人はまだやっぱりな、ボール球とかカウントを悪くするとか、本人が納得してないんやろな。あれな、結局。ボールボールで2ボールっていう形になるからな」

 ――才木は凄く重圧がかかりそう。
 でも、おまえ、1試合ぐらい勝つやろ、10何試合やったら(笑い)。

 ――10連勝中は全て先発投手に白星がついた。
 まあ、ましてみんな、最少ねえ、最少点やからなあ、0、1やろ? ずっと。うーん、まあ、だから、そういうなあ、分かりやすい、そういうゲーム展開にできるからさ、はっきり言うて。だから打つ方もね、ホント1点ずつね、そういう、おーん、そういう戦い方になったらこっちのペースになると思うし、そういう流れ的には凄くいいよなあ、やっぱりな。もうこれは先発ピッチャーの踏ん張りやで、でも」

 ――監督が忙しい試合は少ない。
 「おう、全然」今日なんか、まあ、今日はちょっと仕事したけどな(笑い)」

 ――佐藤輝は状態がいい。
 「おーん、(ヒット)3本なんて久しぶりちゃうか?」

 ――今季初めて。
 「えっ、初めて、今年!?あっ、そう!おーん、それで何か喜んどったんやな、どん詰まりのヒットで(笑い)。あっ、そう初めてなんや!猛打賞は。あっ、そう、ふーん」

 ――佐藤輝はずっと1本出て2本目、3本目が出ないと監督も指摘していたが。
 「まあ、今日は別に、あと打つ必要なかったやん(笑い)。今日はあの満塁の一発でもう、それはもう仕事終わりでも良かったんやけどなあ」

 ――結果だけでなく内容は。
 「今日の1打席目もなあ、あれも風がなければ(スタンドに)行ってると思うけどな。だから、姿がいいやんか。良くなってきたよな。ボールを見逃す姿っていうかな。それは打つ姿やなしにな、ボールを見送る姿も見極め方というかな、そういう姿が良くなってきてるということはね、ちゃんと間ができて。で、ストライクに対応するというかな、そういう形になってるんやろうな」

 ――大山が打っていないが、それが目立っていない。
 「大山はな、波が大きいからな。今、打たんほうがええけど。関係ない時に打たん方がええ。大事な時にまた打つように、また調子上げていって」

 ――序盤は足を使った攻撃。
 「いやいや、ほんと久しぶりやろ、早いカウントでな。初球とかでも、久しぶりちゃうか。近本にしてもなあ」

 ――なかなかサインを出してもスタートを切れないケースもあった。
 「うん。まあ、そら、けん制とかいろんなアレがあるけど。まあ、今日はもう(塁に)出たら、最初から走るつもりやったからな」

 ――巨人相手にこれだけ圧倒するシーズンもなかなかない。
 「まあ、そうやなあ。まあ、向こうな、東京ドーム行っても、なんか涼しいしなあ(笑い)。こっちに比べて。なんか、ラクやわなあ。やっぱりな」

 ―18年前と同じ甲子園の巨人戦で決められる状況。
 「ああ、まあ、もうこれでな、広島は分からんけど、ほとんど相手見んとな、自分らでいけるから、おーん」

 ――明日はドキドキする。
 「俺、何も。俺、ベンチ座ってるだけやんか、別に」

 ――甲子園で、というのは大きい。
 「いやあ、そら、(阪神ファンで埋まる本拠地と比べると)広島(での胴上げ)はイヤやし。広島は何かなあ、スタンドのファンがな。何か物足りんていうか、少ないし、(ビジター席がグラウンドから)遠いからなあ」

 ――明日は梅野も来るのか。
 「来る来る。(1軍以外の選手で)7、8人来ると思うよ」

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