オリックス・宮城「安達さんが悪いです」 会心の1安打投球で10勝到達 ジョークも冴えて…

[ 2023年9月11日 06:30 ]

パ・リーグ   オリックス2ー0ロッテ ( 2023年9月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>10勝目を挙げたオリックス・宮城はヒーローインタビューで笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 オリックス・宮城が快挙の余韻残るマウンドで躍動した。8回零封で4試合にまたいで29イニング連続無失点に伸ばし、3年連続の10勝に到達。「自分の中での最低限の目標だけど達成できた。ケガなく続けられたことが一番。監督、コーチ、スタッフ、皆さんのおかげ」と感謝した。

 前夜に2年連続2度目のノーヒットノーランを達成した山本がヒーローインタビューで「明日もノーヒットノーランが見られると思う」と発言。エースのムチャぶりに応えるように中盤まで無安打に抑えた。5回2死二塁から岡に初めて左前打を許して快挙を逃しても、池田の本塁好返球で救われた。キレのある速球と多彩な変化球で圧倒。被安打1で投げ抜き、「試合前に安達さんから“お前もやれよ”みたいな感じで言われたので(ノーヒットノーランを)できなかった。安達さんが悪いです」と笑った。

 同世代の好敵手で、親友でもある佐々木朗とは通算4度目の投げ合いで初めて白星を挙げた。ロッテにシーズン勝ち越しを決め、優勝マジックは2減の「10」まで前進。土日に限れば18連勝だ。「(山本)由伸さんはもっと上にいるので、少しでも近づきたい」。最強の二枚看板でゴールへ突き進む。(中澤 智晴)

 ≪藤浪と大谷以来の高卒4年目までに3度2桁勝利≫高卒4年目の宮城(オ=1、13、11、10)が3年連続3度目の2桁勝利。高卒4年目までに3度の2桁勝利は、13年に入団した藤浪晋太郎(神=10、11、14、7)と大谷翔平(日=3、11、15、10)以来。オリックスでは阪急時代の54年に入団した梶本隆夫(20、18、28、24)と、56年に入団した米田哲也(9、21、23、18)に次いで2リーグ制以降では3人目。

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