西武・光成　雄星以来の3年連続2桁勝利！「節目の数字ですし、うれしい」規定投球回にも到達

パ・リーグ   西武10―0日本ハム （ 2023年9月10日    エスコンF ）

＜日・西＞10勝ポーズを決める高橋（撮影・高橋茂夫）　
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　また一つ、エースの階段を上った。西武・高橋が6回3安打無失点で3年連続となる2桁勝利に到達。球団では16～18年の菊池雄星（現ブルージェイズ）以来で、同右投手では12～14年の岸孝之（現楽天）以来の快挙。「もっと高い目標を設定していたけど、節目の数字ですし、うれしい」と胸をなで下ろした。

　得意のエスコンフィールド北海道で無傷の3連勝だ。ルーフオープンゲームでの初マウンドに「野球をやっていて楽しかった」と気分も乗った。9―0の6回は2四死球で無死一、二塁を招いたが、王柏融（ワン・ボーロン）をフォークで空振り三振。マルティネスは3球連続でカットボールを投じ、遊ゴロ併殺に仕留め、ガッツポーズを繰り出した。

　8月12日に体調不良で登録抹消。復帰後の直近2戦はともに5回で降板し、計13失点と苦しんだが「直球の強さがあった。次につながる登板になった」と復調への確かな手応えをつかんだ。

　負ければリーグ優勝が消滅する可能性があった一戦で、通算4度目の2桁勝利。投球回は148となり、3年連続の規定投球回に達した。「そこは最低限。通過点に過ぎないので、1イニングでも多く投げてチームに貢献したい」。歴代の獅子のエースたちに肩を並べ、チームを5連勝に導いた。（福井　亮太）