【U18W杯】沖縄尚学・東恩納蒼が“初”完全試合　5回参考記録に「自信になりました」

第31回WBSC　U18ワールドカップ　スーパーR   日本10―0プエルトリコ （ 2023年9月8日    台湾・台北 ）

＜日本・プエルトリコ＞中山（右）とハイタッチする東恩納（撮影・河合　洋介）
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　いつものように淡々と0を並べた。「ミスターゼロ」こと東恩納蒼（3年＝沖縄尚学）は5回参考ながら完全試合を達成。試合後はこれまで通り「（良かったところは）特に…。大一番の試合でこういう結果を残せたというのは自信になりました」とクールに振り返った。

　直球、変化球とも切れ味抜群だった。初回から簡単にアウトを重ねると、3回は得意のスライダーを決め球に3者連続三振。5回をわずか53球で締めると直後に打線が一挙6得点を奪ってコールド勝ち。“初”の完全試合を達成したが「7回完全ではないのでそんなうれしくはないですね。コントロールミスもあって」と、目指す世界一へ向けまだまだ満足はしていない。

　球数も53球で終えたことで、勝ち進めば決勝での登板は可能となった。前日、韓国戦で好投した日本のエース前田悠伍（3年＝大阪桐蔭）との黄金リレーでの優勝へ向け、「投げるならしっかりと後を継いでいい投球をできたらいいなと思っています」見据えた。