阪神・桐敷　初「8回の男」もさすが“左キラー”　岡林併殺で風格漂わす「しっかり切り替えて併殺とれた」

セ・リーグ   阪神1－0中日 （ 2023年9月6日    バンテリンD ）

＜中・神＞阪神4番手・桐敷（撮影・岸　良祐）
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　阪神・桐敷が初の「8回の男」を務め、1回を無失点に抑えた。

　「先頭打者を出してしまったけど、しっかり切り替えていって、併殺をとれた。先輩たちがつないできたので、ぼくも後ろにつなごうと思っていた」

　緊迫した場面でも動じない。1点リードでマウンドに上がり、先頭の1番・大島に中前打を許したものの、リーグ安打数でトップを走る岡林を追い込んでから内角直球で押し込んで二ゴロ併殺に料理。試合前時点で対左打者の被打率.175を誇る“左キラー”がベンチの起用に応えた。8回先頭から登板して1イニングを投げきったのは自身初となった。

　7月末から救援として徐々に序列を上げ、岡田監督から「スペードのエース」と称されて絶大な信頼を得るまでに成長した2年目左腕。今は、風格さえ漂う。