指揮官と“飴トーク”で以心伝心　阪神・伊藤将「監督と目が合って」ゴルフ用語でまさかの助言も

セ・リーグ   阪神7－1ヤクルト （ 2023年9月3日    神宮 ）

＜ヤ・神＞90球で完投勝利を挙げ、坂本（左）の労いに笑顔の伊藤将（撮影・北條　貴史）
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　【記者フリートーク】8月20日DeNA戦での岡田監督の「パンチショットせえ」発言には吹き出してしまった。試合中のアドバイスがまさかゴルフ用語とは。結果、伝えられた伊藤将はバウアーから適時打を放った。2人ともゴルフ愛好家ゆえ「コンパクトに強く振れ」という意図が伝わったと推測。後日、伊藤に確かめた。

　「打席に行く前にたまたま監督と目が合って、そう言われました。いつも、フルスイングしすぎと言われていたので、当てればいいのかなと思いました」

　以心伝心とはこのこと。聞けば、65歳の指揮官と、普段からイニング間にコミュニケーションを取っているという。「まだいけるか？とか、球が高いとか声をかけられます」。近寄りがたい印象が強い虎のボスだが、ベンチ裏では野手、投手と気さくに雑談をしているようだ。お気に入りのパインアメをなめながら。だから、「パンチショット」という柔らかいやりとりが発生するのだろう。人気番組「アメトーーク！」よろしくの“飴トーク”が、年が離れた選手との距離を縮めている。（阪神担当・倉世古　洋平）