巨人・戸郷に遠い11勝目 1カ月勝ちなし 岡本和の復帰初球弾で先制してもらうも4回5失点KO

[ 2023年9月1日 19:35 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年9月1日    横浜 )

<D・巨>4回、桑原の打球をブリンソンが捕球出来ず適時二塁打となり肩を落とす戸郷(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の戸郷翔征投手(23)がDeNA戦(横浜)に先発登板するも、2試合連続で今季最短降板を更新する4回7安打5失点KO。プロ最多&今季両リーグ最多の149球を投げて完投勝利を飾った8月3日のヤクルト戦(東京D)以来29日ぶりとなる今季11勝目(4敗)を狙ったが、悔しい結果となった。

 前回登板した8月25日の阪神戦(東京D)では5回途中10安打6失点と打ち込まれて降板し、自身2連敗で今季4敗目。4回1/3での降板は今季最短で、6失点は今季最多と悔しさの残るマウンドとなった。

 そこから中6日。2回にはこの日4試合ぶりに戦列復帰した主砲・岡本和が復帰第1打席の初球を35号ソロとして先制してもらったが、その裏だった。

 1死から宮崎に真ん中付近へ入った151キロ直球を右前打され、2死後、山本には内角高め148キロ直球を左翼スタンドへ叩き込まれた。逆転の2号2ラン被弾で1―2。先制からあっという間にひっくり返された。

 3回には先頭・関根を2球で追い込みながら四球を与え、桑原に外角低めのボール球スライダーを膝をついた“曲打ち”で左前に運ばれ無死一、二塁。佐野に投じた低めへの152キロ直球が一、二塁間を抜ける右前適時打となって3点目を失った。

 なおも無死一、二塁とピンチが続いたが、牧、宮崎、ソトを打ち取り、この回それ以上の得点は許さず。

 だが、1―3のまま迎えた4回も1死から林に四球を与え、犠打で2死二塁。関根に粘られた8球目フォークボールを中前適時打とされて4点目を失うと、桑原の中堅への飛球はブリンソンがゆっくりとした捕球態勢からグラブに当てて弾き(記録は二塁打)、その間に5点目を失った。

 戸郷の投球内容は4回で打者21人に対して91球を投げ、7安打5失点。1三振を奪い、与えた四死球は2つ、直球の最速は152キロだった。

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