慶応ナインが神奈川県特別表彰　黒岩知事「新しい野球の姿、文化を生み出した」「歴史的勝利」

黒岩知事から神奈川県特別表彰を受けた慶応ナイン（撮影・柳内　遼平）
Photo By スポニチ

　第105回全国高校野球選手権で1916年以来107年ぶりの日本一に輝いた慶応（神奈川）のナインは1日、神奈川県庁で行われたセレモニーに参加した。森林監督とナインが登場すると、訪れた多くの人々から大きな拍手が送られた。

　チームテーマに掲げた「エンジョイ・ベースボール」で全国制覇を果たした慶応ナインは神奈川県特別表彰を受けた。

　黒岩祐治県知事は「高校野球野球といえば巨人の星を思い浮かべますが、どんな苦境を迎えてもニコニコしている。新しい野球の姿、文化を生み出してくれたんじゃないか。皆さんそう思いませんか？この勝利は歴史的な勝利だと思います。おめでとうございました」と祝福した。

　大村昊澄主将（3年）は「毎試合、大きな応援をいただいて勇気を持って試合に臨むことができました。ありがとうございました。エンジョイベースボールはただ、楽しむだけではなく、毎日つらい練習も乗り越えてやってきました。夢は願い続ければかなうことを証明できて良い経験ができたと思います。自分たちの戦いぶりを見て夢や希望を持つ原動力になればと思います。高校野球の常識を変えたいと新チームから活動してきました。自分たちが一番伝えたかったのはいろいろな高校野球のかたちがあっていいということ。もっともっと高校野球が盛り上がっていけばいいなと思います。本当に応援ありがとうございました」と語った。