大谷 2年連続150安打 連敗ストップもエンゼルスは「史上最悪の8月」

[ 2023年9月1日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス10―8フィリーズ ( 2023年8月30日    フィラデルフィア )

フィリーズ戦の5回、適時打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷はフィリーズ戦で8試合ぶりに3番で出場。1点リードの5回2死一、二塁から、3試合連続安打となる右前適時打を放った。2年連続の150安打で昨季に並ぶ95打点。リーグトップの44本塁打は2位に9本差、打点はトップに2差の3位と2冠王が十分に視界に入る。試合前、フィル・ネビン監督は大谷の3番起用について「走者がいる場面で回したい」と話し、狙い通りの活躍だったが「史上最悪の8月」だった。

 連敗を3で止めたが、8勝19敗と大失速した。月間の得失点差マイナス74は球団ワースト記録。前日、主力6選手をウエーバーにかけたことが判明しチームは終戦と同時に「解体」が明らかになった。この日はウエーバーにかけられたレンフローが一発を放ち、ムーアが勝利投手に。ただ31日(日本時間9月1日)から他球団の獲得が可能となるだけに、現メンバーでは最後の試合となる見込みだ。

 大谷は試合後、昨季まで同僚のフ軍・マーシュと対面。悪夢のような8月の戦いを終えてフィラデルフィアを後にした。 (杉浦大介通信員)

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