巨人・菅野は6回5安打2失点で4勝目ならず 気迫の打撃も全力疾走直後に痛恨の一発浴びる

[ 2023年8月30日 20:28 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2023年8月30日    京セラドーム )

<巨・広>5回、末包に右越えソロを浴び、厳しい表情の菅野(撮影・井垣 忠夫)
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 巨人の菅野智之投手(33)が30日の広島戦(京セラドーム)に先発し、6回を投げ5安打2失点と好投したが、打線の援護がなく4勝目はお預けとなった。

 初回2死一塁。長打だけは避けたい場面で、西川を迎えた。カウント2ボール1ストライクからの4球目、外角を狙った153キロ直球が真ん中に入ったところを右中間二塁打され、先制を許した。

 それでも、4回1死一、二塁のピンチでは松山を151キロ直球で遊飛、坂倉を129キロカーブで左飛に打ち取り追加点を許さなかった。

 打線の援護のないまま迎えた4回2死満塁のチャンスで菅野が打席に入った。カウント2―2からの7球目、右翼線へ打球を飛ばしたが惜しくもファウル。打席での気迫を見せ、8球目には投手の大瀬良のグラブをはじく鋭い打球を飛ばしたが、二塁手の菊池の素早いバックアップによる守備でアウトとなった。

 菅野は全力疾走直後となった5回先頭の末包にカウント1ボール2ストライクからの5球目の152キロ直球を左翼席に運ばれた。結局6回まで投げ、5安打2失点と先発の役割を果たしたが、4勝目は手にできなかった。

 菅野は前回23日のヤクルト戦では、同日の試合前練習でフリー打撃の打球が左側頭部に直撃したグリフィンに代わって志願の先発。登板予定から1日前倒しでの先発、今季初の中5日で7回を6安打3失点と粘投し、勝敗こそつかなかったが、チームの延長勝利を呼んだ。それから中6日。クライマックスシリーズ進出へ負けられない戦いが続く中で投打に気迫を見せたが、打線の援護がなかった。

 ▼菅野 追い込むまでは良いボールを投げ込めましたが、追い込んでからの決め球に苦労しました。次に向けてしっかり調整します。

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