エンゼルス・大谷 ア・リーグ45年ぶり400塁打いける!21年に並ぶ自己最多318塁打

[ 2023年8月30日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス4―6フィリーズ ( 2023年8月28日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・エンゼルス>4回、ドゥルーリーの適時打で三塁に向かう大谷。左はハーパー(撮影・光山 貴大)
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 レジェンドを超えてゆけ――。右肘じん帯損傷で今季は登板しないエンゼルスの大谷翔平投手(29)が28日(日本時間29日)、フィリーズ戦に「2番・DH」で出場。4打数1安打で、MVPに輝いた21年に並ぶ自己最多の今季318塁打とした。

 甘い球を逃さなかった。初回無死一塁。5球目の外より直球を、打球速度106・1マイル(約171キロ)の痛烈な打球で中前へはじき返した。これで、年間390塁打ペース。ア・リーグでは通算382本塁打のジム・ライス(レッドソックス)が406塁打を記録した78年以来、45年ぶりの400塁打到達が見えてきた。

 大都市フィラデルフィアでも、大谷の注目度の高さは不変だ。試合前には、じん帯再建手術の経験者でMVP2度の相手主砲ハーパーから「野球界にとって痛手。手術せず、リハビリで復帰できることを願っている。みんなが彼を見るのが大好き」と異例のエール。その後は敵軍の人気マスコット「ファナティック」から激しく絡まれた。

 同点の4回2死二、三塁では3ボールとなったところで、両リーグ最多となる今季19度目の申告敬遠。チームは逆転負けを喫し、2連敗で借金6となった。試合終盤には地元ファンから、リスペクトの証でもあるブーイングも。最後まで視線を独り占めした。(杉浦大介通信員)

 ≪大谷ハーパーら限定グッズ完売≫敵地では大谷、トラウトとフィリーズのハーパー、ターナーの顔写真を用いたピンバッジ、ペナントが販売された。それぞれ500点ずつの限定販売で、売り場の前で多くのファンが列をつくる盛況ぶり。中でも大谷&ハーパーのピンバッジが人気を集め、即座に完売した。

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