巨人・門脇 離脱した岡本和の代わりにスタメン三塁…3安打1打点 チームは敗戦も原監督「ナイス」

[ 2023年8月29日 22:17 ]

セ・リーグ   巨人4―5広島 ( 2023年8月29日    京セラD )

<巨・広> 7回1死一、三塁、門脇は左前適時打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 巨人のドラフト4位ルーキー、門脇誠内野手(22=創価大)が広島戦(京セラD)で「2番・三塁」に入って先発出場。チームは4―5で1点差負けを喫したが、23日のヤクルト戦(東京D)以来5試合ぶりプロ5度目の猛打賞となる3安打1打点と気を吐いた。

 4位から逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す巨人だが、この日の試合前にここまで34本塁打&83打点でリーグ2冠の主砲・岡本和が体調不良による「特例2023」で梶谷とともに出場選手登録抹消。坂本が岡本和の代わりに昨年4月15日の阪神戦(甲子園)以来501日ぶりとなる4番に入り、門脇は岡本和の代わりに三塁の守備に就いた。

 すると、門脇は初回の第1打席で右中間へ二塁打を放ち、3番・秋広の中飛でタッチアップ。俊足を飛ばして三塁に進み、先制のチャンスを広げた。坂本が空振り三振に倒れて先制はならなかったが、その後も22歳の新人が魅せる。

 0―2で迎えた6回だった。まずは38歳の1番・長野が5号ソロを放って1点差に迫ると、続いて第3打席に入った門脇は右前打を放って出塁。坂本の同点二塁打と中田翔の勝ち越し犠飛を演出した。

 3―2で迎えた7回の第4打席では1死一、三塁で貴重な追加点となる左前適時打。バットの先に当てただけのポテンヒットだったが、リードを2点に広げる貴重な適時打だった。

 結局、8回に3番手左腕・高梨が代打・末包に逆転3ランを浴びてチームは敗れたが、原辰徳監督(65)は「ナイス。いいところが出ましたね」と攻守に結果を出し続ける新人の活躍を評価していた。

 

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