ヤクルト 引き分けでマツダ今季12戦目も初勝利ならず 高津監督「勝ちたかった」

[ 2023年8月28日 00:29 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―7広島 ( 2023年8月27日    マツダ )

4回2死二、三塁、逆転の3点本塁打を放ったサンタナ(左)を迎える高津監督(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトは今季3度目の引き分けでマツダスタジアムで今季12戦目も初勝利とはならなかった。先発の高橋が自己最短タイ2回6失点で降板も、打線が奮起。4―6の4回2死二、三塁でサンタナが右中間席へ一時逆転となる14号3ラン。3安打で今季最多5打点の活躍で打線をけん引。しかし、7―6の8回に長岡の悪送球からピンチを広げて、同点に追いつかれた。以降はリリーフ陣が踏ん張った。高津監督の一問一答は以下の通り。

 ――勝ちきれなかった。
 「でも、初回の2アウトランナーなしから6点とられて、そのゲームをひっくり返したこと、残りの11イニングを1失点でいったこと、リリーフ、そこは非常に粘り強く、なんとかしてやろうと、打つ方も投げる方もバッテリーもよく感じられたゲームだったと思います」

 ――初回の6失点が痛かった。
 「そうですね、あれだけフォアボール出すと、野手の方も、守る方も守りにくかったでしょうし、そのなかで、サンタナのホームランが効いたんですけれど、よくひっくり返したなと思います」

 ――高橋の調子は。
 「ああいう姿は昔から見てきているので、あまり驚きはしないんですけれど、ちょっとナーバスになっている部分と、技術的な部分と、いろいろあるでしょうね」

 ――3カ月ぶりの登板だった2番手の高梨が3回無失点。
 「大きかったですね。こういう展開のために彼を呼んだわけで、難しい展開をしっかりゲームを作り直した、立て直したところは非常にいいピッチングだったと思います」

 ――リリーフ陣は踏ん張った。
 「非常に難しいですよ、あれをゼロでいくのも、一発を警戒しながらずっと投げるのも、精神的にももちろん疲れますし、肉体的にも疲れますし、よくみんなで逃げ切ったと思います」

 ――8回は長岡のエラーから失点につながった。
 「まあ、成長したと思って、捉えています」

 ――サンタナが5打点の活躍。
 「やっぱりノリ(青木)と哲人(山田)とムネ(村上)とフォアボールをたくさんとるので、自然とランナーを置いた状況で打席を迎えることが多くて、長打ももちろん打てますし、反対方向にも打てますし、状態も今、非常にいいと思っています」

 ――5、6、10回と本塁を狙った走塁がアウトになった。
 「あれはもう三塁コーチャーに任せている判断の部分なので、特に。もちろんいけると思って回しているわけなので、特にあれです」

 ――マツダで勝てない。
 「うーん、まあ勝ちたかったけどね。しょうがないね」

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