阪神「21」小休止も、オリが猛追「22」 優勝マジックレース 1差に縮まり高まる同日Vの可能性

[ 2023年8月27日 23:01 ]

オリックス・中嶋監督(右)と握手をかわす阪神・岡田監督
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 プロ野球史上初となる関西2球団のマジック同時点灯中で沸く阪神とオリックスは27日、好対照の結果となった。

 デーゲームでロッテと戦ったオリックスは、育成出身の先発・東が6回途中2失点の好投。打線も0―1の初回に中川圭のフェンス直撃となる左中間二塁打や、3回には森、頓宮の連続適時打など、打ちべき人が打つ活躍で5-2と勝利し、引き分けを挟んで2021年9月以来2年ぶりの8連勝。リーグ3連覇へ優勝マジック22と加速した。

 一方の阪神はデーゲームで巨人と伝統の一戦。巨人キラー伊藤将を先発に立てたが、2-0の6回に大城卓、坂本に2被弾され同点。さらに8回には岡本和に勝ち越し適時打を浴びるなど、伊藤将は8回途中4失点で降板し、痛い逆転負けとなった。連勝は6でストップした。

 また、ナイターで行われた阪神のマジック対象チームである広島がヤクルトと引き分けたため、阪神のマジック21は変わらず。オリックスとの差が、前日の3から一気に1に縮んだ。

 日本シリーズが関西決戦となった1964年、パ・リーグは大阪球場を本拠地とする南海が9月19日に優勝を決め、阪神にマジックが初点灯したのは9月26日だったことから、関西2球団のよる同時マジック点灯は史上初だが、もしかすると、同日優勝という可能性まで現実味を帯びてきた。

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