2度目のトミー・ジョン手術から復帰…ブルージェイズ左腕・柳が3連勝、防御率2・25の好成績

[ 2023年8月27日 09:40 ]

ブルージェイズの柳賢振(AP)
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 ブルージェイズの左腕・柳賢振(36)が26日(日本時間27日)のガーディアンズ戦に先発登板。6回途中まで投げ、4安打無四球3失点(自責2)、5奪三振の好投で、チームを8-3の勝利を導いた。

 柳は去年の6月中旬にキャリア2度目の左肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン)を受けたが、今月1日、1年と1カ月半で復帰、ここまで5試合に投げて3勝1敗、防御率2・25の好成績をマークしている。

 直球のスピードはドジャースでデビューした13年が平均91・1マイルで元々速くはない。今季は平均88・3マイル(約142キロ)で今のメジャーでは最も遅い投手の一人だが、5回には90・8マイル(約146キロ)を計測。それよりも持ち味は、平均78マイルのチェンジアップ、67マイルのスローカーブ、85マイルのカッターで、1球1球緩急を付け、コントロール良くコーナーに投げ分けられること。腕もしっかり振れている。

 ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「彼は素晴らしかった。効率的なピッチングで、コントロールが抜群だった」と絶賛している。

 初回にホセ・ラミレスに直球を、5回にタイラー・フリーマンにカーブをソロ本塁打とされたが、それ以外はガーディアンズ打線を手玉に取った。

 実況解説のバック・マルチネス氏は「元々相手打者をパワーで圧倒するタイプではない。スムーズな投球フォームで、どの球種も同じ投げ方、コントロールも抜群。このオフにFAになるが、どんな評価をされるかも興味深い」と話している。

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