巨人・原監督「我々が追い詰めたような感じで野球をやらせているんじゃないかというのが私の反省」6回語る

[ 2023年8月22日 22:06 ]

セ・リーグ   巨人8―4ヤクルト ( 2023年8月22日    東京D )

<巨・ヤ>ファンの歓声に応える原監督(撮影・尾崎 有希) 
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 巨人が終盤の一発攻勢で接戦を制し連敗を止めた。1点を追う8回に丸が同点の12号ソロ、続くブリンソンが2者連続となる勝ち越しの10号ソロ。1死満塁で吉川にも走者一掃の中越え三塁打が生まれ一挙5得点。4点リードの9回はバルドナードがきっちり締め、再び5割に戻した。3番手で登板した鈴木康が移籍後初勝利となった。

 8回の猛攻で逆転に成功し、東京ドーム6連戦の初戦に勝利した原辰徳監督(65)は、試合後のインタビューで8回の丸の同点12号ソロについて「彼にとってもね、ここのところ少々ストレスがたまってたんでしょうし、チームにとっても大きなホームランでしたね」と厳しい表情を崩さずに語った。また、6回に中村に初球スクイズを決められた場面について「いかがなものかと…。1点ぐらいいいじゃないか。1つのアウト取るぜ、という切り替えも非常に重要だよ」とイニング終了後に大城卓と交わした会話の内容を明かした。

 原監督との主なやりとりは以下の通り。

 ――8回の大逆転、丸のホームランが大きかった。

 「彼にとってもね、ここのところ少々ストレスがたまってたんでしょうし、チームにとっても大きなホームランでしたね」

 ――ブリンソンのホームラン。この日が打つと盛り上がりますね。

 「まあ、週に1回ぐらいじゃダメなんですけどね(苦笑い)。非常に意外性的なとこが彼の魅力だし、いいところが出てくれたという感じがしますね。もう少し安定してくれるとありがたいんですがね」

 ――先発の山崎伊について。

 「球数も5回までと6回が同じぐらいだったくらいね。何か本人も修正、反省というのがあると思いますね。いろいろ、本人が反省していると思います。しかし、先発投手に土をつけなかったというのは我が軍がそうそないことで、そういう意味では次また頑張ってくれると思います」

 ――大逆転勝利が明日につながった。

 「と思いますが、そのようにしていきます」

 ――吉川に二塁打と三塁打。

 「最後は満塁からのはね、何か昔の小学校の運動会を見ているようなね。足の速い選手が、ダァ~っとね。自分の姿をダブらせたというのはあまりないですけどね。気持ちのいい、野球の攻撃の醍醐味だなと」

 ――ボールデットでブリンソンが2つ返ってきた。

 「人間、日々成長しているんですよ。セカンドを回っていたと。だからサードは当然だけど、テイク1ベースということです」

 ――6回の4失点後に大城卓と会話を。

 「1―0で勝っているという中で、あそこはボール球から入るというのが簡単にストライクから入ってセーフティースクイズを決められるのはいかがなものかと。1―0で完全にしてやられたというバッテリーの中で、しかも、それをホームに放ったというね。もう少し我々が追い詰めたような感じで野球をやらせているんじゃないかというのが私の反省でね。1点ぐらいいいじゃないか。1つのアウト取るぜ、という切り替えも非常に重要だよ、というとこですね」

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