ヤクルト、ドラ3・沢井緊急昇格でプロ初スタメン“幸運”プロ初安打に「次は完璧に捉えられるように」

[ 2023年8月19日 00:17 ]

セ・リーグ   ヤクルト10―2中日 ( 2023年8月19日    神宮 )

<ヤ・中>2回、プロ初安打となる三塁打を放つ沢井(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトのドラフト3位・沢井廉外野手(23)が「6番・左翼」でプロ初スタメン出場し、プロ初安打を放った。

 2回先頭の第1打席。仲地の低めスライダーをすくい上げた。高々と舞い上がった打球を右翼・川越が見失い、右翼線にポトリ。「泳いでしまった」と反省を口にしたが、その間に一気に三塁まで進んだ(記録は三塁打)。続く中村の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。

 村上がこの日、特例2023の対象選手として出場選手登録を外れた。イースタン・リーグの巨人戦のためジャイアンツ球場に向かっていた午後2時頃に緊急昇格を伝えられ、神宮に移動。「急きょだったので、試合に力みすぎずに入れた」と緊張せずに試合に臨んだ。

 イースタン・リーグトップの17本塁打(17日現在)を放っている左の長距離砲が、通算4打席目でプロ初安打。2打席目以降は凡退し、4打数1安打だった。「1軍とファームでは使う神経が違って、終わってみると疲れ度合いが違う。振り切れなかったのが課題。次は完璧に捉えられるようにしたい」と振り返った。

 高津監督は「先制点につながる、思い出に残る1本になったんじゃないですか。決していい当たりではなかったですけれど、スイングの強さと飛距離、大きいのを打てる外野手、左打者として大きく育てたい」と期待した。

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