巨人・大久保コーチが語ったプロ1号・浅野の変化「1軍のレベル知って吸収が早い。練習内容も違ってきた」

[ 2023年8月18日 22:36 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2023年8月18日    マツダ )

<広・巨>プロ初本塁打の浅野は記念球をじっと見つめる (撮影・西川祐介)
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 巨人が今季2勝7敗と“鬼門”となっているマツダで9回に岡本和が決勝打を放ち逆転勝利。連勝で再び貯金1とした。ドラフト1位ルーキー浅野翔吾外野手(18=高松商)が「7番・右翼」で13日DeNA戦(東京D)以来プロ3度目のスタメン出場。5回の第2打席に通算12打席目で待望のプロ初本塁打を放った。

 5回に待望の一発が飛び出した。先頭の中田翔が左中間を破る二塁打で出塁すると、7番に座った浅野が相手先発・森が投じた2球目、内角低めへのカットボールを救い上げると、打球は高々と左翼席へ。プロ通算12打席目での待望の初本塁打で初打点もマークした。小走りにダイヤモンドを1周したルーキーは、出迎えの中田翔に頭をポンポンと叩かれ照れ笑いを浮かべながら先輩たちと喜びを分かち合った。

 大久保博元打撃チーフコーチ(56)は浅野の1軍デビューからの変化を「大したもの。1軍のスタメンに何とも思っていないのかな。1軍のレベルを知ってからファームに行ったから、吸収が早い。練習の内容も違ってきた」と証言した。

 原監督は試合後に「ね!良かったですね。ナイスホームラン。まあまあ、うまく打ったと思いますよ。これをやっぱり、どんどん栄養にしていかないといけませんね」と称賛の言葉を並べるとともに「まだ、まだ、10打席(くらいしか)見てないワケですからね。その部分と言うのは、技術はすべていいものは持っていると思います。ただやっぱり、超一流選手になるためには、まだまだ、いろいろ必要なところがあると思いますよ」と期待を込めて語った。

 <巨人の高卒新人史上7人目> 巨人の高卒新人の本塁打は2015年に岡本和真がプロ初安打となる本塁打を放って以来8年ぶり球団史上7人目。過去の達成者は坂崎一彦(1956年)、王貞治(1959年)、堀内恒夫(1966年)、林千代作(同)、松井秀喜(1993年)、岡本和真(2015年)。

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