阪神・岡田監督「オレはもう引かん」猛抗議 責任審判「お互い精一杯のプレー。走塁妨害とは見ていない」

[ 2023年8月18日 22:28 ]

セ・リーグ   阪神1-2DeNA ( 2023年8月18日    横浜 )

<D・神>9回、二盗を試みる熊谷 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 18日に行われたDeNA―阪神戦は、騒然としたまま終了した。

 問題のシーンが起きたのは1点を追いかける9回。1死一塁で、代走・熊谷が二盗を試みて、二塁上でカバーに入った遊撃・京田と熊谷が交錯する形になって判定はセーフとなったが、DeNA・三浦監督がリクエストを要求した。

 球場内に流れた映像では京田の足が二塁ベースを防ぐ形となっており、熊谷のスライディングが届いていないようにも見えた。三塁塁審で責任審判の敷田がマイクで場内に向けて「セカンドベースのところで走者と野手が接触していますが、妨害とはいたしません。よってアウト。試合を再開します」と説明。ここで岡田監督が“鬼の形相”でベンチを飛び出して数分間、抗議した。

 責任審判の敷田は試合後、当初岡田監督がマイクの説明が聞こえなかったため対応したと明かし「岡田監督の意見は妨害じゃないか。足を防いでいたからというものだった。リプレー検証したところでは故意とかではなく、お互い精一杯のプレーをして、偶然あのような形になって、ベースに届かなかった。そこでアウトにするしかないと判断した。届いてないということは確認しました。コリジョンではない。あれは本塁だけです。走塁妨害というふうにも見ていないのでアウトです」などと説明した。

 遊撃手・京田に関しては精一杯のプレーで、故意ではないと判断。「意識的にそういう場所に足を出したのなら考えますけど、ベースに届いてないからアウト」と判定したという。

 また、5分を超える抗議があった場合は退場となる。そのため「3分超えたので(このまま続ければ)遅延行為で退場になりますとは伝えました。下がってくださいと言いました」とのやり取りもあったと明かした。岡田監督からは「オレはもう引かん」との発言があったようだが、「気持ちは分かりますが、最後は引いていただいた。暴言というのは一切なかった」と説明していた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月18日のニュース