【Rソックス吉田正尚と一問一答】9戦ぶりマルチで3割復帰「1日1日必死。新鮮な気持ちで臨めている」

[ 2023年8月18日 10:40 ]

レッドソックス・吉田正尚(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は17日(日本時間18日)、敵地ワシントンDCでのナショナルズ戦に「5番・左翼」で出場し、4打数2安打だった。

 相手の先発左腕コービンの前に第1打席は見逃し三振に倒れたが、4回の第2打席では左前打。7回はまたもコービンに見逃し三振を喫したものの、8回の第4打席では右腕ハービーから遊撃手の横をゴロで抜く左前打を放った。過去2戦は休養のために先発を外れた吉田は、5日(同6日)のブルージェイズ戦以来のマルチ安打。前日の試合終了時点では.298と3割から陥落した打率を、1日で.300ちょうどに戻した。試合は激しい打撃戦となり、レッドソックスは10―7で敗れた。試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

 ――9試合ぶりのマルチ安打をマークした。
 「ヒットは2本出ましたけど、やっぱり角度がなかなかつかないので、飛んだコースがいいというだけですかね」

 ――ワイルドカード争いの意気込みは。
 「最後まで、いろんな疲れだったり、感情もあると思いますけど、その日のベストを尽くせるように、自分自身に言い聞かせてやっていきたいと思います」

 ――シリーズ最初の2戦はベンチスタート。首脳陣の判断だが、自身の気持ちは。
 「常に、後から行くときでも、頭からでも、その日のベストを尽くすしかないですし、準備して、いいパフォーマンスを出せるようにということしか考えてないですね」

 ――打撃の状態をどう見ているか。
 「現実的にゴロが増えています。ボールの上っ面と叩いているのが、バットの出なのか、タイミングなのかっていうところ。難しいのが、自分が良くなっても、ピッチャーが代わった時にまた角度も変わり、常に変化していく。ただ、自分自身のスイングってところはある程度、ぶれずにやっていかないと、大きなスランプ、波がまた出てくると思いますので、それを小さくするために自分の形、状態をしっかり作っていかないと厳しいかなと思います」

 ――第2打席の安打は5球連続スライダーのあと、速球にうまくついていった。
 「一番はあのスライダーをイメージしながら、開かないようにと思って、真っ直ぐならぽんと手を出す感じ。そこはいつも通りです」

 ――周囲は3割などの数字で一喜一憂するが、自身は日々集中か。
 「日本の時だったらある程度、イメージしながら、逆算しながら、次のピッチャーもイメージしながらってところである程度できていました。今は1日1日必死で、このピッチャーはどう打とうかとか、出てくるピッチャーをまた見てっていう感じ。日本の時は先を見ていたのを、今は毎日必死になんとかっていう気持ちで、すごく新鮮な気持ちで臨めています」

 ――オリックスの元同僚のメネセスはこの2戦かなり活躍し、言葉も交わしていた。「ファースト(一塁ベース上)で今日は一緒だったので(話した)。彼も少しの期間でしたけど一緒にやり、バッティング技術はすごく高いものがありました。WBCでもメキシコ戦で戦いましたし、今はまたこのメジャーの舞台で、縁があって一緒にプレーできているんだと思います」(ワシントンDC・杉浦大介通信員)

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