【甲子園】花巻東・葛西 ぶっつけサイドスローで翻弄 3回戦前日練習で30球のみ

[ 2023年8月18日 05:05 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第11日3回戦   花巻東5―2智弁学園 ( 2023年8月17日    甲子園 )

<智弁学園・花巻東>力投する花巻東・葛西(撮影・大森 寛明)
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 花巻東の急造「秘密兵器」が、履正社打線を翻弄(ほんろう)した。左腕・葛西陸(2年)が甲子園初先発し、8回1/3を投げ10安打を浴びながらも2失点。「怖がらずに投げきれたのが一番良かった」と笑顔を輝かせた。

 3回戦前日だった16日の練習で、佐々木洋監督からサイドスロー転向を勧められた。本来の上手投げから、約30球のブルペン投球で華麗なる変身。4人の左打者が並んだ智弁学園打線を打たせて取った。中学時代は1学年上の佐々木麟らとともに、金ケ崎リトルシニアに所属した。エンゼルス・大谷の父で監督の徹氏から丁寧にコースを突く重要性を説かれ「今日の試合で成果が出ました」と感謝。

 仙台育英との準々決勝へ「先を見ずに戦い抜く」と力を込めた。

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