ヤクルト・村上　球団通算8500号!同郷「WANIMA」来場で奮闘　今永から描いた「虹」は先制23号

セ・リーグ   ヤクルト8－6DeNA （ 2023年8月16日    神宮 ）

＜ヤ・D＞ヒーローインタビューを終えガッツポーズの（左から）村上、オスナ、小川（撮影・村上　大輔）
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　登場曲は「Chasing　The　Rainbow」。直訳すると「虹を追いかける」だ。ヤクルト・村上のために親交のある同郷の熊本出身ロックバンド「WANIMA」が制作。同グループがこの日、神宮でさまざまなイベントに参加した。

　村上は楽しみにしていた。「いつも（曲に）元気をもらってます。凄い刺激になりますし。何とか先制点を取ろうという気持ちで打席に入った」。ドラムのFUJIは、九州学院の先輩。「今日何時に入ると？」と方言でスマホにメッセージも送っていた。

　「虹」をかけたのは2回先頭だ。今永から左中間席へ先制の23号ソロ。7球団目の球団通算8500本塁打となるメモリアル「アーチ」に「偉大な先輩方が築き上げてきた記録に携われたことに感謝している」と感無量だった。

　直前の一球は、外角低めのワンバウンドのチェンジアップ。追い込まれながらも見逃した。試合前、FUJIの始球式で打席に立ち、外角低めのワンバウンド投球を空振りし「ワンバンですか？」と笑ってイジっていた。本番は違う。しっかり見送って、次の外角低めのノーバウンド投球をコースに逆らわず、逆方向に運んだ。

　連敗を4で止め、お立ち台では「オスナがいつも食べないサラダを食べて3安打した。僕も明日サラダを食べたい」と笑わせた。3回は本塁打と逆の右中間に適時二塁打。「七色」の打撃が光った。（神田　佑）