阪神・桐敷、6回鮮やか火消し!!ピンチ切り抜け思わずガッツポーズ「自然と出ちゃいました」

[ 2023年8月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―3広島 ( 2023年8月16日    マツダ )

<広・神>6回、デビッドソンの三振に抑え吠える桐敷(撮影・岡田 丈靖)
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 新たな持ち場で輝く左腕が、またしてもチームを救う好救援だ。阪神・桐敷が自身4試合連続となる回またぎのリリーフで、チームの勝利に貢献した。

 「自分は任されたところをゼロで抑えるだけ。信頼の積み重ねだと思っているけど、そこはまだまだ。一つ一つやっていくだけです」

 6回に大竹が1点差に迫られ、なおも2死一塁でマウンドへ。坂倉に左前打を浴び、熱を増した敵地の大声援を黙らせた。デビッドソンに対し、カウント2―2からの5球目。「1球目、ちょっと抜けちゃったので、修正して思いっきり内に攻めていこうと」と投じた148キロ直球は、内角低めに構えた坂本のミットへ一直線。ピンチを脱する見逃し三振に、吠えながら左拳を握りしめた。

 フレッシュ球宴での中継ぎ登板が岡田監督の目に留まり、7月下旬に救援要員として昇格。岩崎、岩貞、島本ら経験豊富な先輩がそろう“学びの場”に、やりがいを見いだしている。「(先輩投手たちは)凄い、の一言です…。投げる前からどのバッターがどこで回ってくるとか、どこで投げそうとか、そういう準備に抜かりがない。野球観の部分を見て学んだり、聞いたりしています」。今季は先発としても白星を挙げた2年目左腕は、現在は「2軍で過ごしている時より、やっぱり1軍で過ごす時間は学びになることが多い」と、新たな役回りで過ごす日々に充実感を抱きながら過ごしている。

 「粘り強くゼロで抑えられたのでよかったです。(ガッツポーズは)自然と出ちゃいました」

 岡田監督も「ずっといいピッチングをしているし、ちょっとはまっているよな」と絶賛した背番号47が、ブルペン陣での存在感を増しつつある。(阪井 日向)

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